アーカイブ制作者

page_artiste

Week 8: Talking Heads

-     -

“認めたくないけど好きな曲…”パート2

ここ2週間“認めたくないけど好きな曲…”というテーマで、僕のウィークリー Spotify プレイリストにたくさんの曲とストーリーを受け取ったよ。面白いものから、美しく深いものまで。長年の友人から受け取った曲もあるし、タグ付けされたくない人たち、僕がシェアするストーリーについてもっと詳しく知りたい人たち、クールじゃない、一般的な曲しか聴かないっていう人、Spotifyにいないアーティストを送ってくれた人などなど。僕としては、どんな人も大歓迎だ。けど、どれだけクールか、クールじゃないかとか、どれだけアンダーグラウンドかどうか、どれだけ実験的音楽かどうかに関わらず…一番大事なのは、その曲に君がどれだけ心を動かされたか。

このプレイリストは、僕がどの曲をクールに思うか、思わないか、についてじゃない。そうだったら、すごくつまらないよ。それに、10、15、20曲を集めた30分のフィードバックと音の悪いレコーディングのプレイリストを誰が聴きたいと思う?そこまで多くないと思うな…!僕のバンド仲間は毎回スタジオの横を通るたびに:”アレックス、君のフィードバック・セラピーが終わったら呼んで。そうしたら君に混ざるよ…”ってね。だから、改めて、曲をシェアするのは誰でも歓迎だよ 😉  

世界中から曲の提案を受け取ることは、音楽が様々な感情を表現できるユニークで素晴らしいものであり、僕の人生で出会うことすらしなかったかもしれない様々な人たちと交流をさせてくれるパワーがあるっていう揺るぎない証なんだ。だから、というわけで、“認めたくないけど好きな曲…”パート2がこれだよ。

Week 8
アーティスト:Talking Heads

今週はプレイリストの曲を集めるのが、いつもより少し難しかったんだ。理由はいつもより音楽に注意を払っていなかったから。だから少し気分が落ちていたのかも…そして、3月は僕と他の @YFE メンバーにとって忙しい月だし。だから、フィーチャーしたいバンドについて躊躇していて、自分が何をシェアするべきか意識しはじめた。(そう、クールに見られたいって思う心さ!)それから、締め切りに遅れて、ぼくの文章を翻訳してもらうために送って(そうだよ、実際の人に訳してもらってるんだ。機械じゃなくてね!)…今日、これを書いている月曜日の午後に、ようやく自然とシェアしたいものが見えてきた。Epixでイギー・ポップのドキュメンタリー“Punk”の最初のエピソードを見たあとにね。でも、ごめんよ、イギー。今回シェアするのはザ・ストゥージズでもラモーンズでもないや!

実は、”パンク”とは何かというヴィジョンにおいて、僕は自分と同じ考えを持つ人にあまり会ったことがない。それは、数年前Your Favorite Enemiesの“Shadows of Dreams to Come”ツアー中、あるプロモーターとした会話から、よく分かると思う。

プロモーター:“じゃあ、アレックス…君にとってパンクとは何だい?セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュ、ラモーンズ…?”
アレックス:“…トーキング・ヘッズ”
プロモーター: “あはははははは…”
アレックス: “いや、でも本当に…”
プロモーター:“あははははは!!オーケー、アレックス…真面目に!”
アレックス:“トーキング・ヘッズ”
プロモーター:“….”
アレックス:“パンクってのは、トレンドかどうかに関わらず自分の好きなことをするってことじゃないのか?”
プロモーター:“トーキング・ヘッズはパンクじゃないだろう”
アレックス:“ラモーンズ, ピストルズ, ザ・クラッシュはそのあと…トーキング・ヘッズはトレンドを追っていなかった。ただ自分自身でいただけだ。あとに続くコピーじゃなかった、そうだろう?”
プロモーター:“君の言うことは分かる…でもトーキング・ヘッズは違うよ…!”
アレックス:“僕としては、モーツァルト、ルター、ダヴィンチ、ダリ、ヘミングウェイ、キャッシュ、バロウズ、パブリック・エネミー… みんなパンクだ”
プロモーター:“デヴィッド・バーンは違うだろう…奴は変人だ”
アレックス:“同意できなくて悪いけど、でもデヴィッド・バーンは僕にとってパンクだよ”
プロモーター:“分かったよ、じゃあ今夜君のパンクが何か見せてもらおう…”

IMG_9910_edit

Week 7: Madness

-     -

“認めたくないけど好きな曲…”パート1

今回も、みんなからとても多くの曲とそれにまつわるストーリーを受け取って、とても光栄に思っているよ。本当にたくさんの人が曲を送ってくれたから、50曲以上のプレイリストを作る代わりに、2つのパートに分けて、2週に渡って更新するSpotify プレイリスト“認めたくないけど好きな曲 – スーパーデラックス”って呼ぶことにしたんだ。だから君の曲をより発見/再発見する機会があるだけでなく、君の「認めたくないけど好きな曲」を今から送ってくれても大丈夫だよってこと! 😉

Week 7
アーティスト:Madness

Madnessを知ったときの瞬間をいつだって覚えてる。僕はモントリオールにあるお気に入りのレコードストアにいたんだ。学校の授業をズル休みして、この日の夜にPILのオープニングを務める地元バンドのギグに参加する予定だった。ストア内でクールな音楽が流れ始めたとき、僕はハードコアのミュージックセクションにいたんだけど、これまで聴いたことのない音なのに、僕の好きな他のバンドの音が全部ミックスされてるみたいに聴こえたんだ:管楽器、ジャズピアノ、コントラバスなど。でも、いつもとは違う風に楽器を使ってるみたいだった。僕は「待って、何だろうこの音楽?」って思って、もう既にDon LettsとJoe Strummerのおかげでレゲェには親しんでいたけど、あの瞬間こそ、その後長く続く英スカミュージックへの愛の始まりだったよ…Madnessに感謝さ! 🙂

ig_website

Week 6: Nick Drake

-     -

“君のことなんか好きになりたくないのに…”パート2

今回も、みんなからの曲とそれにまつわる話を読んで、本当に感動したよ。とても心が痛むものから、ちょっと面白いものまでね!僕のウィークリー @Spotify プレイリストをただの曲の寄せ集めではない、より興味深くて意味のあるものにしてくれて、どうもありがとう。

だから、今回はフランス、パリに住むZoéからの質問に答えることにしたんだ:「初めての失恋はどんなものでしたか?そして、その心の痛みを乗り越えるためにどんなバンドやアーティストを聴きましたか?」

Week 6
アーティスト:Nick Drake
http://smarturl.it/AHFdigitalnoises

“最初の失恋の傷が一番深い”っていう表現が、心の痛みにおいて本当には何を意味するのか分からないけど、ハイスクール最後の二年間に、人生でこれ以上打ちひしがれることはないと思った経験をしたことがある。当時の僕は”愛”を他の子たちと同じように捉えていなくて、デートもしていなかったし、「この人と付き合いたい」って思われるタイプでもなかった。特に14、15歳の年頃の子たちにとって、ドイツの哲学者カントの視点やボードレールの作品にハマるような男は、カッコいいって思われる対象でもなければ、一緒にいて楽しい人っていうポテンシャルすらないんだということに早々に気づいたんだ。

だからこそ、初めての失恋は、別れからくるものじゃないけども、僕がハイスクール在学中ずっと深く思っていた人と意気投合することはないんだっていう酷い認識からくるものだった。でもそれは、数年にわたって、仲の良かった友人たちが僕の明らかな好意を様々な方法で伝えようとしなかったからではないんだよ…でも、僕は理想主義的なところがあって、秘密裏に最後に勝つのは人気のある奴じゃなくて、詩人なんだってどこかで信じていたのかもしれない…だって、そうだろう?!

post_artiste

Week 5: Damien Rice

-     -

“君のことなんか好きになりたくないのに…”

僕のSpotifyプレイリストの今週のテーマはこれ以上ないくらい僕にぴったりらしい。だって、親愛なる大切なYour Favorite Enemiesのバンド仲間に何かオススメの曲はあるか聞いたとき、みんな口々にこう言ったんだ:「数曲だけ選ぶなんて難しいんじゃない?だって、君が聴いているほとんどの音楽は果てしない自殺願望を想起させるようなリストカット・サウンドトラックみたいなやつばっかりだから」って。そう、ご覧の通り、彼らとの会話はいつだってインスピレーションに溢れているんだ。特に、プレイリストの曲を集めるような、とてもスピリチュアルな事柄に関してはね…まったく!それでも彼らのことは大好きさ!

一つだけ確かなのは、君たちが送ってくれた曲とそれにまつわるストーリーを全て読んだってこと!感銘を受けるような心の解放から、虐待的なサイクルを止めたこと、ある人と別れたことによって本当に特別な人を見つけられたこと、アイデンティティの崩壊が、アイデンティティの肯定に変わったこと、浮気から起こる悲劇、それを許した心、そして毒々しい不健康な関係がようやく終わりを迎えた瞬間の喜びまで…みんなの話を読むのは、とても感動的で、慎ましい気持ちになったよ。本当に、僕を信頼してくれてどうもありがとう。君の寛容な心に感謝してる。

Week 5
アーティスト:Damien Rice

week_4

Week 4: Nouvelle Vague

-     -

“愛の名のもとに…”

このテキストを書いたのは、ワシントンDCからバージニア州にある僕の隠れ家に向かう飛行機の中。LAへ行く前に数日間、ここに滞在するんだ。僕の Spotify プレイリスト“Digital Noises for Analog Souls”のために皆が送ってくれた曲を全部、聴いたよ。たくさんジャンルの違う曲があって、すごく感銘を受けたし、みんながその曲と持つストーリーを読んで感動した。こういう君のちょっとしたヒストリーを知ることができて嬉しいし、心をさらけ出してくれる、その信頼にとても感謝してる。そのおかげで、教えてくれた曲たちは僕にとっても意味深いものになったよ…音楽はまさに交流についてだ。

今週のプレイリストの公開が、バレンタインデーに近いというのは無視できない事実だった。バレンタインデーってあまり好きじゃないんだけど、この商業的な愛のお祝いにちょっとばかし「ノイズ」を加えて、僕自身も楽しむことにしたよ。君の特別なディナーを台無しにしないといいな。または、ファジーな夜の音楽に気まづい空気を与えなきゃいいんだけど。というのも、曲選びをしてた時に近くを通りかかった Jeffの言葉でちょっと不安になったから…
ジェフ:”おぉ!ウィークリー・プレイリストの準備だね?“最悪なデートがおかしな感じに終わった”っていうテーマのソングリストを作ってるの?気味悪くて良いサウンドだね!”
僕:”え、どういう意味?!”
ジェフ:”何でもないさ!曲は最高だよ。でも、もしもロマンティックな夕食とか甘い雰囲気についてなら…君のプライベートライフについて、色々物語ってるね、ブラザー!”
僕:”何だよ、それどういうこと?”
ジェフ:”別に”
僕:”え?!?”
ジェフ:”何でもないってば!そのままで大丈夫さ!プレイリストは最高だ!”

Week 4
アーティスト: Nouvelle Vague

だから、ジェフからの明らかな”ロマンチックいじめ”に関わらず、第4回“Digital Noises for Analog Souls”プレイリストのテーマ“愛の名のもとに…”にフィーチャーするアーティストは、フレンチバンドのNouvelle Vague。彼らは最も「解放」を表した、ムーディーなタイプのバンドだと思う。彼らのことは10年ほど前に、アクシデント的に知ったんだ。

week_3

Week 3: Son Lux

-     -

先週は毎日のように移動していた。そして、どこかに移動する時に聴く音楽には少し気をつけてるんだ。こういう言い方が正しいか分からないけど。何というか、慎重になるんだよね。

というのも、耳にする曲やアルバムの音、言葉、雰囲気だけでなく、細かい音の詳細への理解とか、囁かれている声が、聴いたあとの僕のムードを決めるって思うから。特に飛行機に乗るときは、何故かよりセンシティブでエモーショナルになるから、完全に音楽へと浸って、心を解放できるようなものを聴きたいと思ってる。

今週の Spotify プレイリスト“Digital Noises for Analog Souls”はアメリカ人アーティストRyan Lottと、彼の驚くべきプロジェクトSon Lux!ライアンの曲を初めて聴いたのは2009年、ある友人が素晴らしいアルバム『At War with Walls & Mazes』をプレゼントしてくれたんだ。「俺はこのバンドが嫌いだから、きっと君は大好きなはずさ。感想を教えて!」って言ってね。そう…彼は正しかったよ。だって、その後2ヶ月間くらいずーっとノンストップで聴き続けたのを覚えてるんだ。その友人は僕と話すらしなかったけどね!彼はこんな素晴らしいアルバムを僕に渡すべきじゃなかったんだ!そうだろう?でも、ものすごく感謝してる!

alex_spotify_playlist_week_2_option_1

Week 2: MONO

-     -

僕が個人的に選んだ曲で作った新しいSpotifyプレイリスト“Digital Noises for Analog Souls”を紹介したあと、みんなからたくさんの提案を受け取って、本当にびっくりしたし、嬉しかったよ。音楽はヴィジュアルアートと共に、誰もが共有できる純粋な表現方法だと思う。そこにある感情を感じるために、細かい分析やオーバーな説明は必要ない。だから、改めて、君のお気に入りの曲をコメントやダイレクトメッセージを通して、”お気に入りの曲プレイリスト10曲目”とか、そういう言葉を添えて、送ってくれてどうもありがとう。週1回更新するプレイリスト“Digital Noises for Analog Souls”の10曲目はいつだって、君たちのスポットだ。

このチョイスはバイアスを生むだろう。MONOの新作『Nowhere Now Here』について言葉を書く前から分かっていた。まず、僕は2007年に東京のタワーレコードにあった小さなスクリーンで彼らのアルバム『You Are There』を聴いたときからMONOのファンなんだ。当時はインスト音楽ってあまり馴染みがなかったんだけど、MONOはその表現への扉を開いてくれた。それはのちに、僕の表現における重要なパートとなり、そして僕をMogwaiやExplosions in the Skyなどのバンドへと導いたんだ。でもMONOはいつだって、特別だった。

それからアルバムリリースを逃したことはないよ。でも、それよりも、僕は彼らと一緒に成長をし、進化をし、ファンとしてそれを経験することができた。それって結構、難しくなってきてるんだ…特にエンターテイメントの魔法のカーテンの裏側を知って、かつてお気に入りのアーティストの物語に感動していた純粋な心を失ってしまったから。でも、そんな中でもMONOは、心を偽ることなく創作をするアーティストであり続けている。多くのアルバムをリリースし、ツアーも多く経験したあと、その正直さがどれだけ簡単に汚れてしまうかを知ってるんだ。その理由が何であれ、正しかろうと、間違っていようとね。それでも、僕にとってMONOは、そんな本物、正直さの中で消えていく現実への個人的な錨のような存在なんだよ。

バンドが新しいシーズン、新しい始まりとして、伝説的なプロデューサーであるスティーブ·アルビニ(Fugazi, Pixies, PJ Harvey, Nirvana)と再びタッグを組むと聞いて、すごく興味津々だったんだ。スティーブはお気に入りのプロデューサーの一人で、僕が生涯好きであろうアルバムを何枚もプロデュースした人だ。でも、最近のリリースは正直あまり感動しなくて、驚きもしなかった。間違わないでね。一ファンとしての視点で言ってるだけで、尊敬してるんだ。良いアルバムではあったし、僕は実際好きだけど、でも『The Last Dawn』と『Rays of Darkness』は、いつもなら強く感じる浸りたいという欲求をあまり感じなかった。バンドがスティーブ·アルビニと働くためにシカゴに戻ったと知り、さらにオリジナルメンバーだったYasunori Takadaさんが脱退したと知って、その夕暮れと日の出のあいだにある薄いラインが、どんな音楽を生むのかと興味があったんだ。

僕はアルバムを公式リリースの数週間前に聴く素晴らしい特権を得た…言葉にならなかったよ。僕をよく知る人なら、僕がそう簡単に驚いたり、感激したりしないって知ってるはず。でも正直、『Nowhere Now Here』は良くデザインされた心地良い場所のようなアルバムだと感じるんだ。僕は感動した。説明できないほどにね…それは、あらゆる可能性において素晴らしいよ。だって、純粋な感情へと立ち返るから。その感情が個人的な高揚にどう道を敷くかって頭で理解しようとせずにね。それも最近、だんだんと難しくなってきてると感じるんだ。

言いたいことをまとめると、まぁMONOのような特異なアーティストについて話すときに、まとめるなんてことができるならだけど…『Nowhere Now Here』は、2007年に東京のタワーレコードで初めてバンドを知った瞬間へと引き戻してくれた。タワレコの小さなモニターから目が離せなくなったあの瞬間。まるで、それ以外は目に入らないかのように。でもそれはノスタルジーじゃないんだ。この新作アルバムは、僕自身が心に抱く光と影と同じスペクトラムの中で進化したバンドの音なんだと思う。どの曲も、長い旅路における一瞬を表してる。脆くて、繊細。完全に受け入れたような気持ち。それは、アルビニが手がけるアルバムにある素晴らしく意味深いシグナチャーの回想だ。純粋で、生々しく、正直で、なんとなく彼自身よりも偉大であり、もっとクレイジーに言えば、バンド自身よりも偉大なるもの。

week_2

Week 1: Sharon Van Etten

-     -

僕の新しいSpotifyプレイリスト…君の手助けが必要だよ!

最近、Spotifyで毎週更新するプレイリストを作らないかと聞かれたよ。僕をアーティストとして、人としてつくりあげた音楽のリストを分かち合わないかって。だから、僕のブログ“Out for A Spin”で書くのと同じように、過去だけに浸るんじゃなくて、今、聴いている音楽、ワクワクしている音楽、またはどんなアーティスト、曲、スタイル、古いか新しいかに関わらず、君とシンプルに交流したいと思うもののトップ10リストをシェアすることにしたよ。

プレイリストの最初の3~4曲は、僕のお気に入りのアーティストのニューアルバムからの曲。5~9曲は前の週に僕が聴いた音楽から選んで、そして10曲目は、君のチョイス!だから、君のお気に入りの曲を教えて!もしかしたら、僕のプレイリストの仲間入りするかも!Facebookで、これは10曲目のために!って書いてメッセージを送って! 🙂 何でも大丈夫だよ。シンプルに君が好きな曲や、分かち合いたい曲で良いんだ。そしたら、受け取った曲の中からランダムに選択して、このデジタル·ウェブ·ワールド内でシェアするよ。あぁ、そうそう僕はプレイリストを“Digital Noises for Analog Souls”って名付けたんだ。

彼女がキャリアを始めたときから、ずっとSharonをフォローしているんだ。どんな人なのかについて知ってから、よりこのアーティストのファンになったよ。心を正直に歌う人は、いつも良いなって思うんだよね。もちろん、彼女の声も大好きだ。

だから、彼女が有名なプロデューサー&エンジニアであるJohn Congletonと一緒にスタジオに入っていたと聞いて、すごく興味を持ったんだ。Johnは僕が個人的に生涯好きであろうアーティストのアルバムを手がけた人なんだ。SwansとかExplosion in the Skyとかね。それによって、Sharonの美しい空気のようなスタイルが変わっちゃうのかなとか、アイデンティティに変化を見たり、彼女の新しい人生の季節を共有することになるのかなと思っていたんだ。僕は他のファンの人たちと一緒だよ。新作にワクワクするけど、自分にとって大事だったものが失われないかと不安になる。だから、アルバムのプレリリースとかシングルとかは滅多に聴かないんだ…

ahf-default-image-jano

聴くべきアルバム5選!2018年11月

-     -

掲載:JANO LAPIN

原文はこちらから

私たちは全ての新作リリースをチェックしました!そして、2018年11月にリリースされた中で絶対に聴くべきアルバム5枚をご紹介します。

Alex Henry Foster – 『Windows in the Sky』(サイケ/アートロック)

予想外。アレックス・ヘンリー・フォスター初のソロアルバム『Windows in the Sky』について、どの記事を読んでもこの言葉が登場する。アルバムがリリースされてから、ケベックでのセールスはトップをキープし、カナダ全国でも第3位を記録した。最初のビデオ「Summertime Departures」は、palmaresADISQによると今でもケベックで最も再生された動画であると言う。何の前宣伝もなくリリースされたアルバムにしては偉業達成だ!

引き付けられる。. 僕はこの言葉を使うだろう。このアルバムは描写しにくいが、人を魅了する見えない力を持っている。そして何度も何度もアルバムを再生したくなるのだ。とても内省的で、フォスターの朗読によって、まるで映画を見ているような感覚になる。「From The Pain that Bonds (The Beginning is the End)」の最初の歌詞“I just don’t know how it feels anymore”(もう、どう感じたら良いのか分からないんだ)から「The Love that Moves (The End is Beginning)」の最後の歌詞“I will conquer darkness and make it shine”(闇を克服し輝かせる)まで、その詩、暗さ、心を映し出したような、度々繰り返される言葉が、最後までリスナーを捕らえて離さない。

The Hunter. このマンモスのような曲(14分36秒)は、アルバム内での傑作だ。“The Hunter is coming”(ハンターが来る)を中心的思想にしたこの曲は、クレッシェンドのように構成され、曲の半分ほどのところで視点が変わり、短編物語のように展開されている。耳に残って離れない!

聴くべき曲: The Hunter (By the Seaside Window), The Pain that Bonds (The Beginning is the End), Snowflakes in July, Winter is coming in, The Love that Moves (The End is Beginning).

Phil Naud
2018年12月14日

ahf-default-image-daily-rock

アレックス·ヘンリー·フォスター:記憶という風に開かれる窓

-     -

掲載:Daily Rock

原文はこちらから

アレックス·ヘンリー·フォスターのニューアルバム『Windows in the Sky』がチャート上位をキープする予想外の成功を受けて、Daily Rock Québecは喜んでこの素晴らしいアーティストを紹介する。2つの大都市をまたぐ空の上で、クリエイターであるアレックス·H·フォスターは、親密、且つ表現に富み、そして高評価を受けている、このアルバムについて我々の質問に答えてくれた。

PS:インタビュアーJérôme Go-dreault曰く、このアルバムの心震えるような、何かを思わずにはいられないサウンドは、かつてレナード·コーエンに感じたものと同じものを連想させる、とのこと。おめでとう、そしてありがとう、ミスター·フォスター。

JG: アレックス・ヘンリー・フォスターって誰?どこから来たの?

AHF: 答えるのが一番難しい質問から始めるんだね…!そうだな、シンプルに僕は、音楽、詩、スケートボード、野球とビデオゲームが大好きで、マッカイ&レナードという2匹の犬の父親だ。3年ほど前にYour Favorite Enemiesと一緒に北米ツアーをしていて、その最後の地、テキサスのオースティンで2匹を引き取ったんだよ…

僕の生まれはモントリオールだけど、子供の頃は引っ越してばかりいたから、どこで育ったか特定するのが難しいな…

学生の頃はソーシャルワークについて勉強して、数年前Your Favorite Enemiesとしてフルタイムで音楽への情熱に献身する前は、モントリオールの南海岸にあるHLM(家賃が統制されている家)のコミュニティで性的暴行などの被害にあった子供たちのケアをして働いてた。

JG: いつ、どのような状況で音楽を作り始めたのですか?

AHF: 覚えている限り、僕はいつも音楽を作っていたな。恥ずかしい家族のアーカイブに隠されてるカセットの中には、ノンストップで歌う僕の声に両親がクレイジーになってる様子が記録されてるはずさ…そして、音が出るもので、壊れそうなもの、深刻なダメージを与えられそうなものなら何でも使ってうるさく音を出していた…

十代の頃はパンク/ハードコア/ノイズバンドに傾倒していたから、Minor Threat、Ramones、Gang Greenなどを流しては、クレイジーになれる人たちの輪を広げていったんだ。友人の両親たち、近所の人たちや学校のソーシャルワーカーたちを不快にさせながらね。上手くないってだけじゃ、僕の情熱を止めることはできないんだって理解した人たちに心配もされながら。

でも、働いていたコミュニティ団体にインターンシップに来たセフ(Your Favorite Enemiesのギタリスト)と出会ったとき ーそして同時にセフの弟であるベン(マルチ楽器奏者&プロデューサー)とも会ってー 僕の音楽への情熱が真剣に危険なものから、危険なほどに真剣になったんだ。そして、僕らはバンドYour Favorite Enemiesを結成し、学校を去って、素晴らしい人生が待っていたであろう普通の人生と良き息子たちであることを捨てたのさ。

その後のことは、インターネットの暗闇のどこかに記録されてるはずさ!

JG: あなたの音楽的インスピレーションとアーティスティック・プロセスは何ですか?

AHF: たくさんある、って言えるけど、まず何よりも、本物であり、正直でなきゃいけない。僕のプロセスはおそらく、事前にプロセスを作らないことかも。僕は驚きたいし、予想を覆されたい。だからこそ、日本の伝統音楽から、同時にNick Cave、Swans、Fugazi、Mats Gustafsson、伝統フラメンコ音楽やThe Cureを同じ夜に聴けるのかもしれない…全てはそこにある感情なんだ。それがどんなものであろうと、僕にインスピレーションを与えてくれる。

JG: これまでメディアで伝えらえてきたこと以外に、ソロアルバムを制作しようと思った理由や、どう制作したのか教えてくれますか?

AHF: ちょっとアクシデント的に起きたんだよね。僕は北アフリカに向かったんだ。というのも、Your Favorite Enemiesと5年間に渡ってツアーをしたことで、肉体的にも精神的にも疲れ果てていたから。最後に楽器に触ってから1年くらい経ってたかな、けど現実と向き合わなくて済むよう、そして当時の心境をさらに悪化させないために心の奥深くに埋めた感情と向き合って、受け入れるために詩を書いていたんだ。

そして、映画のサウンドトラックに取り掛かるためにベンがタンジェに来たんだけど、色々と話して、僕が表現できなかった感情を音楽にするよう励ましてくれた。そうして、徐々に1曲、また1曲と出来上がっていき、結局は人生のある時期を象徴するアンサンブルになったんだ。それをアルバムとして発表する気はなかった。だって、その言葉やサウンドや感情を吐き出したあとに、また再び向き合いたくなかったし、こうやって今みたいに公に話すのも嫌だったからさ…!結局、Your Favorite Enemiesの他のメンバーたちが僕を説得したんだ。そうすることで、僕は自由になって、その本質を受け入れられるはずだって言ってね。彼らは正しかったよ。

JG: もしも状況が違っていても、このアルバムはリリースされていたと思いますか?

AHF: このアルバムが日の目を見ることはなかったと思う…今後、世に出る音楽と同じようにね。

JG: 最新アルバム『Windows in the Sky』について、よりオープンに話してください:

AHF: これは個人的なアルバムだけど、そこにある正直さが、分かち合うことや交流することへと招待している。他の人たちの目を通して、彼らが自分なりに受け取るのを見て、僕もこのアルバムの本質を再発見してるんだ。

JG: このアルバムはあなたの期待に応えていますか?その素質は何でしょうか?

AHF: 僕は期待なんてしていなかった。Your Favorite Enemiesと一緒に制作したものに関しても、期待なんてしたことはない。僕にとって、アートとクリエーションは、そこに注ぐ正直さに限ると思ってる。自分をさらけ出せば出すほど、今作っている瞬間、自分の中にあるもの以外、注げないという事実を受け入れていく。それこそ、僕としては、全ての創作が時間とともに自然に進化していく理由なんだ。過去に作ったものを新しい視点で見ることによって、その作品は今現在のものになる。創作は自分たちが成長するのと同じだけ進化するんだ。少なくとも僕はそう考えてる。

JG: 星10コを満点として、このアルバムはいくつですか?

AHF: アートへの点数評価は信じてないんだ。アート作品を評価する人間を嫌うアーティストだっている。僕としては、シンプルに視点が一番大事だと思う。『Windows in the Sky』の航海へと身を解放した人たちが持つ考えは、僕のと同じくらい正しいものだ…批評を恐れたりはしないよ。だって、作品が分かち合われたら、もう僕だけのものじゃないから。

JG: アルバム制作に協力した主な人たちは誰ですか?またどのスタジオでレコーディングしましたか?

AHF: ベンはこのプロジェクトの裏にいるマエストロだけど、YFEのメンバーたちも少しずつ参加してるよ。彼らに参加してもらうのは必要不可欠だった。

プロダクションについては、3つの場所で、全く変則的なコンディションで行われたんだ。タンジェに建てたスタジオから、旧カトリック教会をリフォームしたプロフェッショナルYFEスタジオ、そしてバージニアの高地にある創作ステーションさ。

JG: アルバム『Windows in the Sky』の曲をYFEと一緒に演奏することは今後ありそうですか?

AHF: そう願ってるよ!僕がライブでこのアルバムを分かち合いたい場合に、バックアップが必要だったら、こういうことができるよっていうレジュメを既に彼らから受け取ってる!だから、オーディションを開催するよ。シリアスでプロフェッショナルなプロジェクトだからね!

JG: このアルバムの成功に続いて、YFEの未来をどんな風に見ていますか?

AHF: 僕としては、とてもシンプルさ。というのも、成功とかキャリアというものをあまり考えずに音楽をやってるからね。これが僕さ:アルバム『Windows in the Sky』を聴いてくれた人たちが自分なりに受け取ってくれたことに、すごく喜んでる。でも、それが今後来たるものに影響することはない。そして、僕をよく知る人や、YFEを大事に思ってくれてる人たちは、それを理解しているし、応援してくれている。バンドメンバーにとっても同じ何だ。僕らは、何よりもまず、家族だ。今後来たるものは、僕らが経験し、創作し、分かち合いたいことに基づいて決められるのさ。

JG: このアルバムに続くかたちで、映画のプロジェクトに取り組んでいると聞きました。それについて教えてくれますか?

AHF: みんながYFEの新作を待ち焦がれている時に、僕自身のソロアルバムをサプライズ・リリースした後で、”キャリア”のために最もロジカルな決断は、YFEでもアレックス・ヘンリー・フォスターでもない、第3のプロジェクトを発表することで、僕のアルバム『Windows in the Sky』についてのインタビューでそれについて話すことだった…!僕がYFEのインタビューを頼まれない理由が、これで少し分かったでしょ 😉

JG: なぜ日本なのですか?この新しいアルバムやYFEでもそうですが、この国と何か特別な繋がりがあるのでしょうか?

AHF: ああいうタイプのイベントを日本で開催することは、僕にとって大事だったんだ。

日本の人たちとは、特別な関係を持ってる。とても親密なね。自殺防止のプロジェクトから、ビデオゲームFinal Fantasyのサウンドトラック参加、または毎回、音楽やその他のプロジェクトを共有しに日本に行くたびに、家族のように歓迎してくれる特権とかね。

そして、東京で開催することは、自分で命を絶ってしまったあるファンのご両親との約束を達成する意味もあったし、音楽を通してでしか時に表現できない感情を、僕のように、本当の自分を上手く表現できないと感じている人たちと一緒に共有する方法でもあったんだ。

JG: このアルバムで世界ツアーを行いたいと思いますか?

AHF: もちろんだよ。でも、何をシェアして、どういう風にやりたいかを決める必要がある。今もまだそれについて色々考えてるところなんだけど、特別な”瞬間”を過ごしたいとは思ってるよ。これまでのようなロックツアーじゃなくてね…

JG: このアルバムでは、歌詞が重要な役割を果たしているように思えます。この歌詞はこのアルバムのために書かれたものですか?そして、歌詞が先に出来上がり、そこに音楽をつけていったのですか?それとも逆でしょうか?

AHF: いつも歌詞が最初なんだ。それってすごくレアだよね。普通は音楽が先にきて、それに合う歌詞をつけるから。でも僕の場合、YFEだろうと他のプロジェクトだろうと、いつも歌詞から始まる。アルバムで探りたいヴィジョンについて考えながら言葉を溢れさせるんだ。

JG: 複数人とアルバムを聴いたあと(みんなから好評でした)ディスカッションをしたのですが、そのうちの2人は、ところどころ、音楽が不必要に長く感じたと言っていました。それについて、どう思いますか?

AHF: 多分8曲のアルバムで60分以上にもなるオーケストラのようなノイズ音楽と詩の朗読だからじゃないかな…!でも真面目に『Windows in the Sky』は、何よりもまず、旅路になるようにできていて、どれだけ自分を浸すことができるかによって、それは適切だと信じてる。みんなそれぞれ音楽の聴き方は違う。僕にとっては、これが自分を表現する方法だったんだ。自分が感じたことをそのまま分かち合う以外、自問自答なんてしないようにした。でも、そういう人たちが何故そう感じたのかも良く分かるよ。それこそが、分かち合いの美しさであり、他の人たちにアルバムを経験してもらうことの美しさだ。

JG: アレックス・ヘンリー・フォスターは同じタイプのセカンドアルバムを制作するアイディアを持っていますか?そして、それは同じように成功すると思いますか?

AHF: 僕のディスコグラフィを見てもらえば分かると思うけど、特定のジャンルだけをずっとやったりできない人間なんだ。同じ波に長く乗り続けるためや、成功のためにすべきことをやるっていう決断ができない奴なんだよ…!詩吟(日本の古い歌の形態)とアヴァンギャルドなノイズを組み合わせて何かしたいなって夢見てるくらいだからね。もしかしたら、これを機に君は僕に二度と質問したくなくなるかも!だからこそ、このインタビューで答えの長さの新記録を出したかったのさ!

Jérôme Go-dreault
2018年12月08日

ブログカテゴリー

最新Instagramフォト

言語を選択