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The Beauty of Noises and Wavesでは、主に僕の個人的な経験や特別な瞬間について書き綴っていこうと思う。アート、音楽、スタジオセッションを通して感じたことや、旅行、ライフスタイル、ファッション、文学について、そして大好きな野球とか、ウイスキーとか、スケートボードなんかについてもね。もちろんツアー中の生活や、僕のバンド Your Favorite Enemies (YFE)のこと、そして僕が飼ってる2匹の犬LeonardとMacKayeの話など、個人的な冒険、日々の出来事について話していくよ。

ほとんど日記みたいなもんかな。舞台裏って感じのブログ。でも、もっとインタラクティブな方法でね。遠慮せずに僕に話しかけて、質問したり、コメントしたりしてね。これは分かち合いへのオープンな招待さ…大事なのは人間同士の繋がりだろう?

自由がいつか辿り着く場所であるとき

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As published in the Japanese magazine BEEAST

“タンジェは過去と現在が比例しながら同時に存在する場所なのだろう。とても生き生きした今日は、同じくらい生き生きした昨日によって、現実的な深みを与えられる。タンジェでは、過去は太陽の光と同じくらい、肌で感じることのできる現実なのだ” – ポール・ボウルズ(1958)The Worlds Of Tangier

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人生には、すごく重要で、本物で、深く心に影響したからこそ、その本質や真髄を掴むのが難しい瞬間がある。それは僕らが現実と呼ぶ具体的な行動基準や、言葉にする必要のある要素からかけ離れているからだ。言葉にするのは、その瞬間を理解するためだけでなく、その信ぴょう性を信じるためであり、そうすれば感情という不確かなものをロジカルな視点で再確認でき、重要な瞬間の上に新しい意味合いを築き上げることができる。まるで、完全には理解できない不思議を定義することで、それを真実にできるかのように。その存在を認められるだけ具体的なものにして、だからこそ、その変化が自分たちに影響するかのように。僕のタンジェでの経験は、そんな風に説明できるかな。強烈な自己の反響だ。

自己追放

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ウェブロックマガジンBEEASTでのコラム連載より

“幸せになりたいのなら、なりなさい” – トルストイ

013

僕は今モロッコにいる。こちらに来て、まだ2日目。これから8週間を素晴らしくインスピレーションに溢れた街、タンジェで過ごすんだ。もう既に家のように感じている美しいゲストハウスDar Nourの屋上にあるテラスで、赤ワインを嗜んでいるよ。タンジェのカスバ(旧市街)の中心、北アフリカの暖かい太陽がゆっくり夜へと消えていく前、最後に見せる明るい鮮やかな光を眺めてる。風は優しく僕の顔を撫でる。海からのフレッシュなそよ風だ。海は空の青さを反射している。世界の鏡さ。その絶え間ないダンスは、僕がいる場所からほんの数歩。その完璧な景色からは、魅力的なスペインが見えるんだ。海の音を通して、何度も何度も僕を招いている…否定するには美しすぎるし、拒絶するには繊細すぎる、自制するには魅力的すぎるよ。

讃え、昇っていく自由な動き

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ウェブロックマガジンBEEASTでのコラム連載より

“どんな創造主も、内在するヴィジョンと究極の表現のあいだに隔たりがある”
– アイザック・バシェヴィス・シンガー

013

夜の闇が消え、紫から、青、そしてオレンジへと、太陽の明るく美しい光が徐々に空を覆っていく中、僕はモントリオールを発った。この聡明なキャンバスは、地平線を心地良いヴェルヴェットの空に変える鮮やかな色合いを生み出し、新しい奇跡や、晴れやかに人生を謳歌している人々の姿を描き出している。あまりにも生き生きしているから、その姿を見ながら夢中になれる自分がとても恵まれているように感じた。時間を止められるだけの信仰があったらと願ったよ。どんどん過ぎていく時間を。物思いに耽っている僕の目に、その光景が一瞬だったとしても、止まってくれたらと願っていたんだ。

再生への招待

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ウェブロックマガジンBEEASTでのコラム連載より

アメリカで活躍したレバノン出身のアーティストで詩人のハリール・ジブラーンは、”私たちは、喜びや悲しみを経験する前に、それを選んでいるのである”と言った。そうだろうか?そうかもしれない…自分はどうだろう?もしかしたら、そうかも。

013

僕は春をずっと待ってるんだ。今年はいつにも増してね。去年11月の日本公演のあとカナダに戻ってきてから、あまり太陽を見ていないからかな。全てがあっという間に過ぎていく。早すぎて、実感できないんだ。ほんの少し、ただ通りすがりの人間としてでも良いから、自分が経験している素晴らしい季節の色を盗み見れたら良かったんだけど。もしかしたら、目には見えない”永遠”というものについて物思いに耽っていたから、時間への視点を失くしちゃったのかも。過去の亡霊や、否応なく僕の中で大きくなる悲しみについて考えてるんだ。影を追いかけるように、欠けた思い出の欠片を追いかけるたびに、かつての亡霊と一つになる。幻想が必ず自分を捕らえに来る…自分を失うまで。

だから、休む場所を探して明るすぎる夜を彷徨いながら、古びて色褪せた写真のように感じる日々を過ごすとき、誰にも知られないように膝まづいて祈った慰めの絵や、喜びに満ちた過去の囁きだけが、生きていると感じさせてくれるものになる。人にはいつか終わりが来るという本質が、毎朝の呼吸をより大切な瞬間にさせるんだろうか?僕らは薄れゆき、毎日少しずつ消えていくから、今現在の自分と未来に望む自分とのあいだで、正しいバランスをキープするために戦っているから、僕は今、どの夜明けも贈り物であり、再生への招待であり、新しい始まりへの扉だと信じているんだ。

光が輝き続けるように

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ウェブロックマガジンBEEASTでのコラム連載より

2016年3月2日 – ニューヨーク

僕の人生では、シンプルなジェスチャーが深い意味を持つことが多いんだ。だから、Your Favorite Enemiesのベーシストであり、弟のような存在であるベンが、表紙にアーネスト・ヘミングウェイの言葉が刻まれたノートを僕にくれたとき、それがベンにとって特別な行いなんだって分かってた。僕がヘミングウェイのファンだってだけでなく、そこに刻まれた言葉にも意味があったんだ。自分が体験する様々な冒険に多くの人を招いて、最大限に楽しんでもらおうと努力する割には、僕自身がそうすることは稀だってのを、ベンは知っているからね。このノートに刻まれた言葉について想いを馳せながら、BEEASTマガジンでの初めてのコラムを書いてる。そして、僕が書く言葉をみんながどう受け取るかってよりも、自分が感じたままに書こうって思ってるよ。

最近はずっとスタジオに入って作業してるんだけど、先日ライブのためにニューヨークに行ったんだ…ニューヨークへ発つ数時間前、太陽が顔を出そうとしている薄暗い夜明けに、僕はこの言葉について何度も何度も考えていた:

“人生について言葉を綴るなら
まず生きなければならない”
– アーネスト・ヘミングウェイ

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