僕の親友であり、バンド仲間であり、The ClubのガイドをしているJeffがクラブ会員に向けて、これまで語られてこなかったストーリーをシェアしたよ。楽曲「Lavender Sky」について語ったストーリーの一部を紹介するね。
“Alexは2階にある自室に戻り…みんなは床を見つめたままだった…完全なる沈黙…。そして、Alexが再び現れ、こう言ったんだ:”みんな、朝だよ…僕らは夜通し、自分たちの本質と戦っていたんだ。あらゆる可能性を秘めた新しい1日の光を見るために。その気があるならね。僕らは今、違う人間なんだって信じようとしなくて良い。だって、そうだから。この夜を、僕らみんなの基盤として覚えておこう。でも、何よりも、この自由を思い切り味わうために…この瞬間を永遠にしよう”。そして、Alexはジョニー・ウォーカー・ダブルブラックのボトルを開けて、この瞬間を覚えておくために、みんなでワンショットの乾杯をした…そのあとにAlexは僕らを屋上テラスへと招き、みんなで日の出を見たんだ。そこでまた別のショット!でも、今回は僕ら自身に乾杯した。この結束に。正直になること、自分のベストを与えることによる達成に…そんなシンプルで、でもパワフルなジェスチャーは今やファミリー恒例となっているよ。意義深い乾杯をして、僕らが感じたこと全てをその瞬間に刻み、永遠にするんだ…それも全て、僕らが最も大事なことを覚えておくため!
そのすぐあとに、お互いをハグし合った。時に、それは、また小一時間くらい続くこともあるプロセスだ。僕らは疲れ切っていたけど、タンジェに到着したときよりも、ずっと心は軽かった。そして、それぞれ自分たちの部屋へと向かおうとしていた時、AlexがBenに、みんなが口論し始める前に弾いていたピアノパートを弾いてくれないかと頼んだ。僕らみんな立ち止まって、”初歩的”なタイプのスタジオの床に座った。太陽が部屋全体を照らし始めたとき…Alexがノートの一冊に手を伸ばして、言葉を書き始めた…そして、歌い始めたんだ:”The Trigger’s Pulled… long distance goodbye… trigger’s pulled… the word’s confessed… trigger’s pulled… one last embrace… trigger’s pulled”…(引き金が引かれる…遠いサヨナラに…引き金が引かれる…打ち明けた言葉…引き金が引かれる…最後の抱擁…引き金が引かれる)この歌詞が生まれた背景を知った君たちはきっと、これから、この歌詞を全く新しい視点で聴くことになるだろうね。
そして、あの朝、ここ以外に良い場所はない、とみんな思ったんだ。この脆い原動力の6分の1になるよりも良いことはないって。愛と思いやりと許しと兄弟の絆が中心であり、全ての音、リズム、言葉の鼓動となる場所。それを君たちと分かち合うずっと前からね…”