About the album
“息子にとって、父親の死というのは、無垢や幻想の終わりを意味する”とAlex Henry Fosterは言います。父親を亡くした彼は、身を隠すようにモロッコへと向かい、亡き父親や以前とは違って見える世界への理解を得ようとしていました。この期間は”感情のデトックス”となり、やがて彼のソロデビューアルバム『Windows in the Sky』へと導きます。
ソロアルバムをリリースしたあと、Alex Henry Fosterは40周年記念を迎えるモントリオール国際ジャズフェスティバルの屋内メインイベントの一つとして招待を受けました。2019年7月5日に開催されたこのコンサートは、開催日とほぼ同じ日に5周忌を迎えるフォスターの父親へのオマージュとして、一夜限りのコンサートという形で開催され、フェスティバルの中でも数少ないソールドアウト・コンサートとなりました。
“曲を何度も演奏せずに、それを純粋なまま保っておきたいっていうのは、父親の一部を生かしたままにしておきたいっていう息子としての究極の試みだったんだ。でもあの夜、曲の言葉や音色を人と分かち合うことによって、それが生まれた時の感情を超えて、より大きく広がり、そして永遠になるんだと気がついた…父のようにね。”
– Alex Henry Foster
2022年1月30日、Alexは『Standing Under Bright Lights』となったコンサートのオンライン鑑賞会を開催しました。鑑賞中は本人もチャットに登場し、コメントしたり、皆さんからの質問に答えました。
このコンサートは、アーティストが自らの名前のもとに開催した初めてのコンサートで、とてもパーソナルな瞬間であり、それについての会話によって、この経験に更なる深みを与えました。
配信映像はYouTube上で観ることができます。
元々はフォスターの父親の誕生日でもあった2020年10月8日にリリース予定だったこのプロジェクトですが、世界的なパンデミックによって生じた時間を使って、『Windows in the Sky』の共同プロデューサーであり、長年の創作パートナーでもあるBen Lemelinと一緒に未発表曲「The Son of Hannah」をフィーチャーしたアルバム『Standing Under Bright Lights』を制作しました。
Vinyl Vault
The Son of Hannah LP旋盤カットLP
元々、2021年6月2日に、サイン&番号入りでリリースされたこの旋盤カットLPは、どれもA面に「The Son of Hannah (Live from Festival International de Jazz de Montréal, July 5, 2019)」が収録されており、B面にシルクスクリーン印刷が施されています。モントリオール郊外に位置する旧カトリック教会をリフォームした、フォスターのスタジオ施設内に併設されている創作アトリエThe Fabrikにて全て製作されました。どのLPも手作業で一枚一枚作られ、ユニークなアート作品となっています。
内容
– 12インチ重量盤シルクスクリーン印刷・旋盤カットレコード(クリアカラー1枚)
– サイン&番号入り200枚限定エディション
– ハンドプリント・シルクスクリーン印刷ジャケット(1枚)
– デジタルダウンロード・カード(1枚)
トラックリスト
1. The Son of Hannah (Live from Festival International de Jazz de Montréal, July 5, 2019)