THE SON OF HANNAH

限定エディション旋盤カットLP
Alex Henry Fosterは、これまでレコードでは聴けなかった楽曲「The Son of Hannah」の限定エディションをリリースすることにしました。200枚のみで、サイン&番号入りです。どの旋盤カットLPにも、A面は「The Son of Hannah」(2019年7月5日、モントリオール国際ジャズフェスティバルでの生演奏音源)がフィーチャーされ、B面はシルクスクリーン印刷が施されています。モントリオール郊外にある旧カトリック教会をリフォームしたレコーディングスタジオの内部に位置するフォスターの創作アトリエThe Fabrikにて、全て製作されました。どのLPも、一枚一枚、手作業で作られ、それぞれユニークなアート作品となっています。

内容

– 12インチ旋盤カットLP(クリアカラー&シルクスクリーン印刷)
– サイン&番号入り
– 200枚限定エディション
– ハンドプリント・シルクスクリーン・ジャケット(1枚)
– デジタルダウンロードカード(1枚)

トラックリスト

– The Son of Hannah (Live at Festival International de Jazz de Montréal, July 5, 2019)

SFCC The Clubメンバー先行販売は、2021年6月2日、夜23:00(日本時間)から。
一般向けの販売は(在庫がある場合のみ)、2021年6月4日、夜23:00(日本時間)から。

製造枚数が少ない限定エディションなので、このLPは先行販売、及び一般販売においても、先着順とさせて頂きます。

製造プロセス

印刷作業
旋盤カット
完成品
THE SON OF HANNAHについて

楽曲「The Son of Hannah」は、2019年7月5日、モントリオール国際ジャズフェスティバルに初めて個人名義で出演した際、その夜のコンサートのオープニングトラックとなった曲です。また、このコンサートは彼がスポットライトや公共の場から姿を消してから3年ぶりに立つステージでした。そして一夜限りとなる予定だったこのコンサートは、フォスターの亡き父へのオマージュでもありました。「The Son of Hannah」は、このコンサートのためのリハーサル中に作られたもので、フォスターにとっては新たな始まりを意味していました。

“この曲は旧約聖書に登場するハンナという女性がベースとなっているんだ。彼女は泣きながら、子供が欲しいと神に懇願していた。子供を持つことは、文化的背景において、自分の目的を見つけたいという深い望みと、自分の所属するコミュニティに貢献したいという心を映し出していた。ハンナがあまりにも長い間、祈っていたから、エリという名の祭司は彼女が酔っているのだと思ったんだ。それは神への酷い冒涜になる。ハンナは何故、泣きながら必死に祈っていたのか説明した。自分が失敗作だと思っていたんだ。ハンナは、もしも望みが叶うなら、生まれた子供を神殿に捧げると約束した。そして、彼女の望みは叶えられ、また彼女も約束を守った。祭司の息子たちは恩知らずで不真面目な人間たちだったけれど、彼女の息子は、やがてこの国を統治する最も偉大な王になった…。全く繋がりが見えないかもしれないけれど、この物語は完璧に僕の父のイメージを映し出してる気がするんだ。この話で一番驚いたのは、関わっている登場人物たちと同じくらい、社会的背景や、それによる様々な結果があるということ。“ – Alex