愛が帰っておいでと呼ぶとき

週に一回のマネジメントファミリーとのビデオコールにちょうど間に合うようにスタジオに戻ってきた。愛すべき新しい仲間たちとの時間は最高のブースターショットなんだ。ごめんよ、ジョン・ライドン。でも、こういうタイプの関係はどんな怒りよりもエネルギーを与えてくれる。力を与えることは、個人的な成長を導き、それは進化と自己の再定義になる。”新しい僕”はそれが大好きだ…!マネジメントチームにMikkoを紹介し、現在進行中のアルバムプロダクションについて少し話してから、今年リリースされる3作品のプロジェクトに関する話題へと移った。とてもワクワクしているよ。このミーティングがとってもポジティブなものだったから、病院での診察によって沈みかけていた気持ちから、前へ進むことができた。心と魂について話すこと、そして、彼らの結果として来たるアートフォームは、最も僕に必要だったものだ。活力!半日くらい死に関連したものと離れるのは全く問題なかったよ…命、生命力、人生!


スタジオに戻ろうとしたとき、電話が鳴った。それに驚いたんだ。いくつかの理由によってね。一つに、僕は電話を使ったことがない。日々の歩数をカウントするために携帯はいつもポケットに入れてるけど、それだけなんだ。少し遡ろう。マネジメントファミリーと出会うまで、携帯自体、持ってなかった。そうさ、本当の話だよ。電話やコミュニケーションは「Jeffの電話に連絡してくれ」って言ってたんだ。友達を作るのに良い方法ではないだろうね。とにかく…昨年の4月か5月に携帯電話を買ったんだ。きっと89歳の年老いたおじいちゃんが初めてスマートフォンを持ったみたいに見えただろうね。「わぁ、フラッシュライトだ!これでお互いの顔を見れるってどういうこと?魔法なのか!?神の名の下にそれを僕から退けてくれ!」とか、そんな感じ。意味分かるだろう?何が言いたいかって、そんな僕の携帯電話が鳴ったんだ。どこを押せば応えられるのか理解したあと、それはJennieからだってことに気付いた。僕の大切なJennieだ。マネジメントファミリーの中心人物。


僕が大丈夫かどうか確かめるために電話してきた。彼女は僕の人生で出会った中で、最も素晴らしい人たちのうちの1人だよ。他人を本当に気にかけてくれる人だ。Jennieに嘘は付けないのさ。”古い僕の断片”でさえも、その力はないことを知っている。彼女は心配していたんだ。だから、僕がネガティビティのハンマーで自分を痛めつけていないよう確認したかった。「あなたのスタジオ日記を読んだのよ。それで心配になってね」そういえば、自分の感情や何が起きているかを特に抑制せずに、そのまま話してきた。正直、自分が負の螺旋階段に捕われてるなんて気づかなかったよ。僕にとって、それは疲れてるってこと、圧倒されていて、遅れを取っていると感じたことについて。でも、Jennieと話したあと、自分にとてもハードに当たっていたと気付いた。もっと早くに話したかったけれど、日記の中で自分が”役に立たない”人間になるのが怖いと話したことが、電話して話そうと思ったきっかけだったそうだ。「Alex、私の大切な友人、あなたはその考えをやめないといけないわ。全く間違いだから。スローダウンしなさい。周りを見つめる時間を取れば、あなたが達成してきたことへの新しい視点を得られるわよ。それは素晴らしいもの。少しずつ、それを味わって楽しまなきゃ。ストレスもプレッシャーもないのよ。あるのは溢れる人生への喜びだけ。味わいなさい、Alex。自分を輝かせることに恐れなんてないわ」


悲しみに満ちた憂鬱さから明るい光を区別できなくなるほど、自分の暗闇に慣れてしまった精神を癒す誠実な愛ほど素晴らしいものはない。僕に道を見せてくれるだけでなく、その距離を一緒に歩んでくれる、愛に満ちた友人たちがいてくれることに、この上なく感謝するよ。