新しい週 / 再び血液瓶

タイトルが伝えているように、血液検査のシリーズなしに1週間を終えることなんて、できないだろう?!というわけで、朝8時半、僕の血管には5回も注射針が差し込まれた…そうだよ、5回も!僕の命の源が液体のバッグに入れられていく。たくさんの奇妙な病気への啓発ポスターや数え切れないほどの〇〇(不快で陰惨な言葉を入れて。この世の終わりかのようなドラマチックで酷い、命に関わる病気に関連した言葉を)に関するパンフレットに囲まれながら、小さなプラスチックの椅子に座るのがあまり嬉しくなかったのだとしたら、それでも僕は血液検査をするためだけに往復3時間かけて病院に行かなくて良いことに感謝していた。死の淵から戻ってきたときは、最もシンプルな希望の光に深く感謝しないといけない。今日の良い知らせは、ここ1年で僕の体が血液バッグへと化すのに、今日は5分の運転で棲むってこと。それと、地元のクリニックの看護師さんが良い人だってこと。とても面白いだけでなく、親切で、温かい心を持った人なんだ。彼女はケアハウスでボランティアをしていて、癌で愛する人を失おうとしている人たちに付き添っているんだそうだ。毎回、その言葉を聞くたびに、ある誇大妄想者たちは火星を植民地化するために莫大な金を投資したのに、執拗な疫病への治療薬をまだ見つけていないことを考えずにはいられない。とにかく、その話はまた今度。というわけで、僕の看護師さんの命の細い糸につかまって、もうすぐ旅立とうとしている人たちへの思いやりと慈悲に集中しよう。そして、大切な人を失うという悲しみに心の準備ができる人なんていないから、いなくなったすぐあとに、その痛みがさらに深くなることを理解しなきゃいけない人たちへも。あぁ、本当にそれは痛むんだ。耐えられないほどに。
僕が来ると、いつも家族についてなどお喋りをする。彼女は娘が小学校に通っていることや、子供を産める体じゃなかったから、その子を授かったのは奇跡であることについて、特にそれが自分を恥に思い、絶望していた時期だったから余計に特別だったことなどを話してくれた。旦那さんは長距離トラックの運転手で、とても善良な人だそうだ。「この世界くらい大きな心を持っている仕事熱心な人よ」と言っていた。普段、見過ごされがちなこういう素晴らしい証を見るのが好きだ。彼女はマッカイの旅立ちから、僕がどうしているか尋ねてくれた。マッカイは、愛に満ちた生き物の純粋な化身であり、独特なロックスターだったから、みんな彼を知っていたんだ。僕はあやふやに少し距離を置いて「大丈夫だよ、何ていうか…」と返すと、彼女は僕の腕に手を置いて、「大丈夫でなくて良いのよ。ただ、ありのままでいれば。そういう痛みに効く治療薬はないから…」
その”会話”は、悲しみから、すぐに僕の健康の話題に変わった。というのも、腕に注射を指していても、メインの血管までアクセスできなかったんだ。「昨年だけでも、どれだけ注射針が刺さったかを考えると信じられないほどだわ。あなたの静脈は疲れてる」と、なんとか刺さる部分を探そうとグリグリしながら彼女が言ったから、僕は「そうだね。ラボのネズミになるのもうんざりだ」と返した。「理解できるわ。でも、あなたのケースが未来に他の人を助けるかもしれないわよ」と、特大の笑顔で強調した。針を抜いて、また別の場所でトライしようとしながら。もしかしたら、注射の話題にセンシティブな人もいるだろうね。だから、腕を変えて試す前に、もう3回同じ腕で試した話は避けておくよ。そうさ、別の腕の方で、ようやく刺さったんだ…血が出てきた!その15分後、僕はスタジオに戻り、毎週のマネジメントミーティングへの準備をした。この愛と情熱に満ちた力強い1時間が、今日という日を過ごすために必要な完璧なブーストになる!!!