現時点のアルバムを一言で表すと?

今朝は目覚めても、なんだかモヤがかかっているような気分だった。朝6時にレナードに起こされるまで、自分がどれだけ疲れているか気づかなかったよ。「寝るんだ、レオ、寝ろ」っていうやりとりを何回かしてから、90分くらい睡眠を確保できたかな。Mikkoがここに来る前、18ヶ月もの間、ずっと歌っていなかったのが信じられないよ。最近まで歩くのですら遅くて、今でも毎日、脳みその霧に対処してるなんてね。きっと、少し頑張りすぎたんだと思うけど、もっとできるのも知ってる。感情的にも精神的にも疲れ果て、休日を取るとか数時間長めに眠るとかでは、あまり変わらない。だからこそ、Mikkoとバンドへの信頼が必要なんだ。自分の判断も疑ったりする。書いたものを全部消して、また初めから書き直すのが、僕の個人的な創作プロセスの一部なんだ。でも、今回は全部を取り消して、自分がやったことが全部嫌いだなんて言うのが不可能な事は分かりすぎてる。だからこそ、進みが速いんだ。僕らがタンジェにいたとき、Mikkoには既に言ってあったんだ。アルバムはおろか、作曲とプロダクションの時期がどれだけ痛みを伴うものになるか。「リアルなものを何も感じない。初めから全部やり直そう」って、僕が言ったら、全てを焼き尽くす前に僕を止めてねって。だって、もしかしたら、それは自分の魂を犠牲にしたい僕の中の怒り狂う痛みだけかもしれないから。傷つかないと正直じゃないっていう思いかもしれない。もしくは、シンプルに聴いたものに対する嫌悪かもしれない。なんにせよ、一つ確かなのは、他人を喜ばすために偽るのが苦手ってこと。特に僕の音楽に関しては。そう、そういう感じの朝だったんだ…

スタジオBで、今後取り組むポテンシャルのある曲を選ぶために、Ben、Mikkoと一緒に集まったとき、僕がどれだけ疲れているか感じたのだろう。Mikkoは次の日を休日にしようと言った。僕は自分の心のムードを他人に課したことはない。だって、他の人たちが僕の時期的な不機嫌や混乱の無垢な犠牲になるのはフェアじゃない。きっと、いつものようにアップビートじゃなかったんだろう。感情をぶちまけずに自分の心を管理できるだけ、自分自身を理解してる。一番大事なものに集中させてくれるんだ:アルバムの魂さ。だから、アルバムの最終的なアイデンティティ、またはそのドラフトについて、どう考えているかを話せて良かったよ。これは”激しい”アルバムだろうか?テーマはそうだろう。でも、歌詞の内容がそうだからといって、音楽が”重く”なって欲しくはなかった。自分のパレットを探って、広くしたかったんだ。もし僕の音楽がポストロックやネオプログレッシブと呼ばれるものなら、今、僕らが傾いているものが何と呼ばれるものか分からないや…今の時点では何とも言えないし、それを定義するのはいつだって難しいよ。だって、一日の終わりに自分が何を思うかによるからね。だから、”混乱”しているというよりも、”疲労”っていうのがキーワードな気がする。まぁ、この両方の言葉とも、僕らの制作の状態を完璧に表しているよ。

実際、僕がどう感じようと、今これを書きながらどう思おうと、今朝、Mikkoと座って話す時間を持てたのは良かった。この旅全体において、今僕らがどの辺にいるのかより理解できたんだ。アーティスティックな側面と、プロダクションの側面のどちらにおいてもね。そして、この先に向かう方向性も。僕らの視点が広がったとしても、導くのは曲自身だ。その大切な現実を覚えていないといけない。疲れてくると、コントロールしたい気持ちが出てくるから。それはたいてい、フラストレーションと落胆によって定義される悲惨な作品へと導く。そんな大惨事になりかねないと分かっているからこそ、MikkoとBenの考えや視点が僕を導いてくれるのは本当に恵みだよ。

興味深いメモ:毎朝6時にレナードが決まって起こしてくるのは面白いよ…再び寝るためだけに…朝7時とか8時に目覚めてみないかい…?!?