バンドの夕食 - マスタープラン

僕らはバンドミーティングのために新しいグリーンルームに集まった。僕が思い描くアルバムについて話したよ。その精神的なテーマから、音楽的な側面から、自分が浸りたいと思っている創造の流れまで。心、精神と魂の話をするのは良かったよ。特に、一緒に集まると、大体、つまらなくて経験的なビジネスミーティングみたいになることが多かったからね。最高のマスタープランを構築することもできるけど、そこに感情がなかったら、曲作りと、他のサプライチェーンの職種との間に何の違いもない。ギターを持つ方が少しはグラマラスかもしれないけど、空虚感は同じであり、僕は番号で絵を描くような人生を生きたことはないのさ。

そして、バンドの構成もまだ分からないことについて話した。Momokaはこれまでよりも、より本格的に参加するだろう。そして、Sefは自分のソロプロジェクトのこともあって、それはクリエイティブなダイナミクスを変える良い機会かもしれないと思ってる。The Long Shadowsが変化を伴う生きた存在であってほしいというのが最初からあったアイディアだから、全ては次のプロジェクトに何が必要かによるところがある。それがファミリーであることの美しい側面だよ。そこに亀裂もなければ、ドロドロの別れもない。みんなそれぞれのプロジェクトが平等に大事であるという決意があるんだ。芸術にライバルは存在しない。それは創作の真髄に反すると思うんだ。芸術に目を向けるとき、そこにエゴはないのさ。1人が他の音の集まりよりも”大きく”なるとき、それは”芸術”のために奉仕しているのではなく、自分のアジェンダのために”芸術”を利用し、目的のために自分のニーズに餌をやっているだけだ。それで上手くいく人もいるだろうけど、僕はそれとは関わりたくない…

明日から激しいプロセスが始まる。ここ数年で作ってきた楽曲へと飛び込み、みんなでキャンバスに描き始める前に、僕が探している色を見つけて集める作業があるんだ。もしも、深くまで掘り下げることができたら、そこから自然に発展していけるだけ生きた絵画への閃きになるはず。