Canadian Music Spotlight: もし死ななかったら、マネジメントをつけな 近代のアーティスト兼実業家への質問

掲載:Canadian Music Spotlight

原文はこちらから

By Alex Henry Foster

まず始めに、今年2月に受けた二重心臓移植手術で命拾いしたあと、こうしてコラムに戻ってくることができて、深く感謝しているよ。これまでかなりキツい日々であり、これを書いている今も、難しい旅路はまだ終わりそうにないけれど、2度目のチャンスだと思っているこの人生は、どんな小さな瞬間や、普段なら何の変哲も感じない気持ちを、素晴らしいものへと変えてくれる。自分がどれだけ脆弱か、人生がどれだけ貴重なものかを知るのに、時にクレイジーな出来事が必要だったりするんだ。何よりも、自分が存在するという特別な冒険を経験し、探求するだけでなく、自分のコアバリューに基づいてそうできるポジションにいることが、どれだけ特権的か、世界でも最も大好きな人たちと交流し、それを自己発展していくパラメーターを通して確かなものにする。少なくとも、僕が本当に目覚めるのに、心臓手術という大きな警告が必要だったんだ。僕は、最も近しい友人たちと座って、自分の状況を説明しつつ、2023年のニューアルバムや世界ツアーの詳細を想像しながら、関わっているビジネスや企業についても整理しないといけなかった。言葉を変えれば、新しいソロのクリエイティブミューズを追求することに決めてから、最も堅い決意に満ちた試みとして見なしていたものを計画しながら、手術台に乗っかったままになった時のことを想定して、遺書も用意しなければいけなかったということ。僕の感情は全くめちゃくちゃな状態だったし、それに耐える友人たちにとってもそうだっただろう。「あぁ、もう一度、日本ツアーをするのが待ちきれないな…まぁ、死ななければの話だけど」まるでエドガー・アラン・ポーのダークユーモア溢れる物語の中に閉じ込まれてるような気分。そして、エンドレスに続く冗談のループの中で、自分自身が”オチ”なんだと気づくような。全く…執刀医の素晴らしい仕事ぶりと現代テクノロジーの奇跡に感謝だーネタバレ注意ーそう、僕は生き延びた。かろうじてね。でも、それでも、僕はここにいる。

大きな手術を体験する時に、最も対処が難しいのは、療養期間中の感情面だと思う。術後、しばらく集中治療室で過ごしたとき、僕はとても混乱していて、危険なほどに妄想的だったんだ。強い薬を投与されていたからというのもあるし、身体中が管で繋がれていたからというのもあるけど、人生の贈り物として受け取っていた自身の体のコントロールを完全に奪われたという感覚のせいだった。4週間、いや8、12、16週間もすれば、元のように戻れるだろうと言い続けていたけど、実際には、6ヶ月経った今でも復活とは程遠く、少なくとももう6ヶ月から12ヶ月は注意して様子を見ないといけないらしい。友人や愛する人たちには本当に良く支えてもらったけど、僕の頭の中では、色々なものがグルグル回っていて、きっと見ているべきものが見えていなかったと思う。手術から数ヶ月後に予定していた夏のフェスティバルのヘッドライナーを務めることができるから大丈夫って、僕のエージェントに説明したけど、その状況自体が信じられない様子だった。「Alex!何で病院から夏のヘッドライナーツアーについて連絡よこしてくるのよ?今はちゃんと休みなさい!」僕のビジネスパートナーたちも病院にお見舞いに来てくれたんだけど、その時の僕は入院中でも最悪な状態のときで、声が出ない僕を見て、驚きと不安を隠せずにいたよ。そう、12時間ものあいだ、喉に管を通しているとそうなるんだ。僕は唸りながらブツブツと、スタジオ制作の日程を元のスケジュールのままキープしておくようにっていうナンセンスを伝えていた。ダメージを受けた喉がそれまでに治るのかどうかも分からなかったのに。薬を責めたいのと同じくらい、その訳の分からないお喋りは、アーティスト兼実業家とは、どういうことかを反映していたと思う。孤立、軸となるサポートシステムの欠落、メンターや先駆者たちへの限られたアクセス…これらすべてに加えて、精神的なサポートや自分のニーズすら満たせない中で、僕が経済的な代替手段を提供するという非効率な構造は、全く方向感覚を失わせ、同様に目を見張るものがあった…

僕は15年前、純真無垢な人生に狼を迎え入れたあと、マネジメント的なものを望んだことはなかった。弁護士の友人に口約束で結んだ部分の詳細を確認してもらうために200ドル(しかも友達に借りて)を費やしたあと、サインするのを最初は喜んでいた悪い契約は3ヶ月で終わり、その示談をカバーするのに何年もかかったから。まぁ、きっとあれとか、それとか、言い忘れたんだろうね。その恐怖のような経験は、また音楽ビジネスで通る道としても知られていて、そんな悪夢に自分の夢を潰されてたまるかと決意したすぐあとに、DIYモデルを適用し、結局それを決定づけることとなったんだ。とても難しい年が過ぎていった。そして、決意、重労働、巻き返す力が、友人たちと築き上げたものの基礎となっていった。芸術家として、また実業家としての直感に従った結果、僕はこれでもかというほどの間違いをした。それは報われたけど、その代償は大きく、自分が持っていた”キャリア/ヴィジョン/野望/目標”のすぐ側に立ちはだかっていた。やがて、その現実を隠すことができなくなり、それが前身バンドYour Favorite Enemiesの終わりへと導いたんだと思う。当時僕らが一緒に達成したものが、どれだけ成功していたとしても、ブレイクしそうなインターナショナルバンドがセルフマネジメントしながら大量の仕事をこなすのは、不可能だった。少なくとも、僕らのやり方では無理だった。それはコミュニティ主導の決定的なオペレーションでありながらも、僕の仲間であるJeff(バックアップバンドThe Long Shadowsのマルチ・インストゥルメンタリスト)と僕自身のみで動いていたものだった。Your Favorite Enemiesから離れて5年が経ち、今はタンジェにホテルを構え、それも拡大しようとしている。更に、9月にはレコードプレス工場をオープンする予定であり、他にスタジオ施設とグッズ製造会社も運営しているんだ。それを2つの頭が、15人の専属チームとプロジェクトによっては45人ほど関わるチームを管理してる。言うまでもなく、僕は死ぬ暇も、1年間寝込んでる暇もなかったんだ。僕にとっては、良いリアリティチェックであったし、これまでずっと僕らが命を与えてきたこと全ての前線に立って強く生き抜いてきたJeffにとっても、そうだったろうと思う。彼はとても良くまとめていたけれど、変化が必要なのは明らかだった。大きな変化が。

だから、マネジメントと契約しようと考え始めたんだ。周りの人たちは驚いていた。まるで究極のDIY代弁者が大罪を犯すかのように。「マシーンに魂を売るつもりじゃないよね」とか「ビール会社をスポンサーにワールドツアーするFugaziを想像できる?」とか「一旦休みなよ。今は頭が混乱しているんだ」とか、「努力を続けてようやく名声を得ることができたときに降伏するだけだよ」、「自分の力でキャリアを築いていこうと刺激を受けた人たちに、そのナンセンスをどうやって説明するつもり?」とか、あと、僕のお気に入りは「あなたはあらゆる売り切れ商品のポスターボーイになるわね」ってやつ。とても励まされ、勇気づけられたよ…なんて、そんなわけない。でも、いつもとは違う人たちと話をして影響を受けることができたし、それによって、様々な組織的なシナリオを持つアーティストのクリアで正直な意見を聞くことができたんだ。その証言は多種多様であるのと同じくらい、びっくり仰天するものでもあり、感動的なものから、面白いものから、全く酷いものや、犯罪の域じゃないかってものまであった。けれど、全て、学ぶものがあったんだ。特に、友人の1人がマネジメントの様々なタイプを送ってきてくれたからね。彼によると、10種類あるらしい…

1. ボス:「どう一緒にやっていくか見せてあげよう。君が全てを知る必要はない。私が管理するから。大丈夫さ。君がサインしたあと数字を教えるよ」

2. ライフコーチ:「あなたの他の事業の管理については何も知りませんが、信じてください、他の事業の全てに関して、私が指摘する価値があると思います」

3. 会計士:「ほら、全ては数字。そして数字は厄介だ。だから、あなたはあなたのすべきことを、私は私のすべきことをします。良いですか?!」

4. 善意ある友人:「ねぇ、君のライブには全部行ってるんだ。僕は君の一番のファンだよ!もちろん、君の世話をするさ!さぁ、パーティーしよう!」

5. バズ探求者:「昨年、SXSWで注目すべきバンドとしてPitchforkが挙げた5,000組のバンドとサインしたんだ。僕こそが最適な人物だよ、親愛なるバンド#7896」

6. マネジャーに転向したアーティスト:「あなたのマネージメントをするだけでなく、あなたの楽曲を私が書き、ビデオに登場し、ファンともチャットしますよ。ある意味で、私があなたなんです」

7. 腹を立てるビッチ:「CDは以前のように売れないし、チケットも以前のように売れないし、レコード契約は過去最悪。YouTubeがMTVを殺したわ。プランBを考えることね」

8. 誰も知らない偉人:「俺の知り合いの大物に電話一本かければ、お前の人生はガラリと変わる…必要なのは25ドルと公衆電話だけ」

9. 魔法崇拝者:「有名な哲学者はこう言った:“建物を建てれば、彼らは支払うようになる…いづれ”。君の中にあるぜ。オーラがスーパースターだと叫んでる。俺と一緒にファンキーなパイプを吸おうぜ」

10. いかさま泥棒 別名ク*野郎:…うーん、友人が説明した言葉をここに書くべきではないかな。

これは明らかに風刺だけど、彼が最後にくれたアドバイスは思慮深くて本物だったんだ:「もしもマネジャーが欲しければ、Alex、まずは自分に正直になって、その道へと向かう理由を決意しなきゃいけない。バンドを始めたばかりだろうと、目標まであと少しだろうと、スーパースターだろうと、その行動の下にある動機から始まるんだ。自分自身を見て、今自分がキャリアの中でどの位置にいるか、どこへ行きたいか、そして何よりも大事なのは、どんな人や機関と一緒にいたら自分がハッピーになれるか、自分が勝てるか、負けるか、それを考えなきゃならん。全ては金、名声、快楽なのか、そうではなくてアート以外の何でもないのか…自分に誠実であればあるほど、マネジャーが必要かどうか見えてくるし、どんな人を探せば良いかも見えてくる。世界には優れた人、誠実な人、素晴らしい人たちがいる。君が本物なら、私のトップ10を避けるだろう。そこから始めなさい。正しいも間違いも、良い答えも悪い答えもない。君の人生についてだ。DIYの側面は私に任せてくれるかい?アートに献身した君の友人たちが、君ほど一生懸命働いているとは思えない。イアン・マッケイでもあるまいし、その”正義”のクールエイドを飲み過ぎないでくれ。だからといって、至る所に現れるデイヴ・グロールのようになるわけでもないし。だから、自分のために決断し、その道を楽しんでくれ。癌を治すことはできないから、その仲間入りすることは避けよう」

幸運なことに、”本当の自分”になるプロセスは、しばらく続いてる。きっと、自分で考えるよりずっと長く。僕はそうすることに対して他人からの賛同を待っていたのだろうか?それとも、これ以上決断を引き伸ばすことができなくなるまでプッシュバックしていただろうか?おそらく、そのどちらもと、その他様々な心の葛藤のせいだと思う。その状況の全てが思っていたよりもシンプルだった、はず。僕は本当のアドバイザーが欲しかったんだ。(過去に何人かいたけど、給与を与えると、僕が向かいたい方向へと彼らも傾くようになるんだ。少なくとも僕のはそうだった)でも、必要なときにしっかりと言うべきことを言ってくれる強いキャラクターのメンター、信頼できる人が必要だったんだ。それが一般的な要素だった。正直なところ、僕は同じコミュニティや人への価値を持つ人が欲しかったんだ。利益ではなくアートに価値を見出す人。仕事だけでなく、人生について話せる誰か。僕が自分を見失っているときに、口に出してくれるだけ、僕のことを気にかけてくれる誰かを。思いやりと心を持っている誰かを。態度を改めろとか、公衆の場でジーンズをちゃんと履くようになんてことをリマインドする人が必要なわけじゃない。僕は味方を探していたんだ。彼らなりにインスピレーションを与えてくれる人たち。友人と呼ぶのを、仲間であることを誇りに思える人を。僕のリストが変でビジネスを軸にしていないことは分かっていたけど、それをJeffとシェアして、彼がマネジャーとなって欲しい人たちや、あるいは架け橋となって欲しい人たちへとアプローチしたんだ。僕はそのプロセスを、関わる部署全てに敬意を表すものであって欲しかった。せり競争なんかではなかったし、僕はそんなに貴重でもない。だから、Jeffが僕の説明と合致する人物を見つけ、ミーティングを手配する有り難くないタスクを担うことになったのさ。良いことは、僕が急いでいなかったということ。病院を退院したばかりで、1日のアクティビティといえば、ゼリーを食べようとすることくらいだった。ある意味で、この状況は恵まれたものとなったよ。だって、こんな風に自室に籠もらなきゃいけない状態でもなければ、ゆくゆく見つけるファミリーに出会うこともなかったと思うから。

ミーティングの度に聞かれる最初の質問にどう答えたらいいかたくさん悩んだよ。「何故?何故今なのか?何故私なのか?君は大丈夫なのか?」Jeffが優れた仕事をしてくれたおかげで、短いリストの中から出会った人たちはみんな素晴らしい人たちだった。みんなそれぞれに異なる要素を持っていて、でも本質は僕がまさに探し求めていたものだった。正直、決めるのがあんなに難しいとは思わなかったよ。彼らの話を聞きながら僕は多くを学び、彼らのヴィジョン、情熱、目標、哲学、価値観を知り、また彼らの家族、チャレンジ、自己評価、適応、そして、刷新についても知った。彼らはみんな、とても慎ましく、自慢した感じも、素晴らしい達成についても話すことなく、ただ音楽ビジネスについての僕の視点を知りたいと言う純粋な好奇心と、彼らがどう運営するかについてを話すだけだった。それは、実業家の視点としても、アーティストとしての視点、また成長を望む一個人として、とても勉強になる話だった。僕は感激したけど、まだ決断までには至らなかった…Jeffから電話を受けるまではね。ニューヨークの音楽コンフェレンスに出席していたJeffは、あるマネジメントチームと出会って、僕に電話してきたんだ。そのミーティングのすぐあとに電話してくるくらい興奮していた。Jeffがそうしたことはないんだ。僕は感情が先走るタイプだから。「Alex、ブラザー、君のマネジャーを見つけたよ!」通常なら、この時点ですぐに懐疑心が頭を占めて、皮肉的になる。でも、僕はJeffの話を聞き、そうしたら、本当にうろたえるほどの知らせだった。Jeffは会社のウェブサイトを僕に送ってくれた。そうしたら、余計に困惑したんだ。たとえ、サイトに載っているアーティストたちがみんな成功していて、しっかりしたキャリアを築いていても、僕のアートがこの馴染みのないジャンルの中のどこにフィットするんだろうかと思ったんだ。Jeffは、なりたくもないエリート主義のように振る舞うのは辞めて、彼らに会うようにと言った。その2週間後、僕はニューヨークに行き、In De Gootエンターテイメントのオーナーであるビルとジェニー・マクガシーに会ったんだ。それは僕の人生を変えた。

僕は大の野球好きなんだ。数年前にモントリオールエクスポズが街を去ってからは、サンフランシスコ・ジャイアンツを応援してる。そして、シーズンオープンの週末にジャイアンツがヤンキースと対戦すると聞いたんだ。なんと、ビルとジェニーは大のヤンキースファン!だから、僕らの初めてのデートはヤンキーススタジアムとなった。試合は面白かったよ。ジャイアンツは負けたけど、2人のシナジーは格別だった。こんな独特なカップルに出会ったのは初めてなんじゃないかと思う。僕らはお互いのこれまでの人生の旅路、野球、犬、音楽、社会的正義など色々なことを分かち合った…信じられなかったよ。2回目のランデヴーは会社の社長&マネジメント・ディレクターも一緒にレストランへ。僕らは18時に着いて、閉店の時間までいた。そして、タクシーが来るまでも、ずっと外で喋ってたんだ。僕らは3度目のミーティングを開くことにした。次は彼らのオフィスで。そうすれば、仕事場の雰囲気を感じられるし、チーム全体にも挨拶して、会社の価値がどんなものか、もう少し具体的に理解できる。僕はその雰囲気に圧倒されたよ。壁に掛けられてる表彰状の数々にじゃなくて、その雰囲気に。それは”良い感じに見せよう、未来のクライアントが来る”っていうものとは程遠かった。スタッフのみんなが協力し合い、お互いにチャレンジし合い、自分だけのカードを誰にも見せないようにするのではなく、ユニットとして振る舞っていた。ビルは、この会社の設立が家族の価値に基づいたものだと説明してくれた。チームとして、アーティストに奉仕し、”1人はみんなのために、みんなは1人のために”の精神であって、その人と彼らのアートを第一に考えるということを。僕はたくさん質問して、その答えは寛容で本物だった。みんなの間に明らかに絆があった。その時点で、僕の中では既に決まっていた。けど、他のマネジメント会社ともミーティングの約束をしていて、僕が持つ大切な紙幣は自分の”言葉”であるから、会いに行くと言ったからには他の人たちとも会わなきゃいけない。けれど、僕の中ではとてもクリアだった…

その3週間後にまたニューヨークへと戻り、僕らに会うためだけに、ナッシュビルから来たA&Rの代表とミーティングをした。再び、人間味に満ちた人で、心が広く、温かくて、慎ましい人だった。彼もまた会社の中で出会った人たちみんなと同じDNAを持っていると感じた。ミーティングとしては、未来へのヴィジョンを伝えたかったんだ。彼らのヴィジョンも聞きつつね。僕の心配といえば、1年間の療養が必要で、2023年に予定していたことを全て延期しないといけないってこと。だけど、僕はすぐに安心した。その場にいた全員のフォーカスが、僕の療養と復活を第一に考えてくれていたからだ。僕らは握手をし、ハグをし、笑った。僕はファミリーを見つけ、ここがホームだと感じたんだ。僕らは自然に、そして本当にすぐ近しい友人となった。彼らの数名と一緒にUKへ行き、ロンドンをベースに仕事をしているチームメンバーとも顔合わせをした。この短い期間に、僕は完璧なマッチだと確信した。この1ヶ月の間に、想像していなかったこと以上を達成できた。僕の愛犬の1匹が、治療不可能な癌だと診断されたと話したときも、彼らから受け取った貴重な優しさと温かさに慰めを見つけたんだ。15~20年ほど一緒にやってきた数人の人たち以上にね。その時に、この関係は長く続くって確信した。僕のビジネスの再構築に必要な安心感を得られた。そうして、僕は管理ではなくアートに、指揮監督ではなく創作を優先することができる。アーティストとして発展していく適切なコンディションを提供し、個人として成長し続けることができる。信頼できる人たちを見つけないと、それは不可能だから…

結果として、マネジメントに関する質問をするときの鍵となる要素は、旅路のどの時点でも、野望とは関係がないこと。それが、正しくて大きなものだとしてもね。そうではなく、今の自分自身とリンクしているかということ。10年前にIn De Gootファミリーと出会っていたら、どれだけのことを達成できていただろうかと考えて笑っているよ。当時の僕の勝手気ままさを考えて、まぁ、無理だっただろうけど。だって、僕は信頼する準備ができていなかったんだ。そんな”親密”な関係にコミットできるような人間じゃなかった。多分、経験が僕に新しい視点を与えてくれたんだろうね。もしかしたら、自分を知ったことで、探し求めているものが何なのか、はっきりしたのかも…。でも、一つだけ確かなことは、自分に正直になることで、自分が必要としていることが鮮やかに曝け出されたということ。今、浸っている恵を逃さなくて良かったよ。未来に手に入れる収入の何パーセントかを誰かとシェアすることに、これほど嬉しくなったことはない。そして、僕のハードコアDIYフレンズたちへ、イアン・マッカイが受けるような期待に応えようと頑張る必要がないことに僕は感謝してる。だって誰ができるっていうんだ?どう思われようとも、ありのままの自分でいられることは、僕がみんなに望む贈り物だ。それと、ゼリーと缶フードで3ヶ月を乗り切らなくて良いこともね。精神的にも肉体的にも弱っているアーティストをサポートするオプションについては、また別の記事で書くしかないね…それまで、みんな無事で。そして、定期的に健康診断することを怠らないで!それで僕は救われたから!

Alex

PS: このコラムはゼリーを作っている企業にスポンサーを受けているわけではないよ。結局、僕はそこまで魂を売ったわけじゃないのさ 😉

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