ステップ・バイ・ステップ / ooh Baby!!!

激しくも満ち足りた3週間を過ごしたあと、Mikkoを空港へ送りに行っていたJeffとBenが戻ってきてすぐ、バンドみんなで集まって特別な時間を過ごした。というより、歩行したという方が正しいかな。1日1万歩の目標なのに、今日は1,500歩くらいだったんだ。だから、最初のバンドだけの”オフ”のアクティビティとしては、全然グラマラスじゃないけど、1万歩をみんなで達成し続けるのは良いことだ。最後に目標に達成しなかったのは、Mikkoが到着した日。だから、たとえ2人が帰ってきた20時半頃に、1万歩からは危険なほどに遠かったとしても、できるだけ歩数を確保するんだ、GO GO GOってな感じだった!そして、アルバムプロダクションの最初のストレッチのあと、バンドのお祝いとして、90分間Upper Roomスタジオ内をグルグルと歩き回ることになったんだ。「歩かなきゃ、歩かないと…いつだって歩かないと!」とゾンビのようになりながら歩き始めた時は、みんな僕のことを笑っていたよ。Benは加えて:「もう歩くのはやめた。靴下15足くらいダメにしたんだ。靴も2足目に突入したしね。1日中スタジオの椅子に座っていたときはクールで簡単だったけど、君を応援できて光栄だよ、ブラザー。ただ今は靴下不足でね」僕らみんなもっと大笑いしたよ。とてもシンプルで楽しい時間になった。ステップ、ステップ、ステップに感謝だ。
これまでの3週間について話すために、この少しあとにみんなでグリーンルームに集まった。個人、全体として経験したことをそれぞれ話した。僕らが経験したこと、達成したこと、学んだこと、バンドのルーティーンとして今後も続けていきたいこと、変えたいこと、Mikkoが戻ってくる前にどんなことを探究したいかなど。そして、彼が戻ってきたあとの3週間をどう思い描いているか、についても。ここ数ヶ月で、バンドとして僕らがどれだけ成長したかを考えると、とても素晴らしいよ。ステージで一体となるのが問題だったことはないけど、残りの時間が何かとずっと問題だったんだ。本当の友情はレアで、貴重な贈り物だけど、分かち合える触れられない恩恵の中で最も脆弱でデリケートでもある。その神様から与えられた友情に関わる人たちに、最高の自分を捧げることによって、大切に扱う必要がある特権さ。
(Mooseがバンドに正式に入ったあと最初のオフィシャル写真 – 2006年3月31日)
だから、激しい3週間のストレッチのあと、全員で同じ部屋にいることは、小さなことではなかった。みんなで集まり続ける機会を探し続けるのが、どれだけ想像し難いシーンか、目に見えるようだと思う。強い絆で結ばれたユニットでいてこそ、全てが可能になるんだ。バンド内の結束こそ、何年間も僕が必死になって生み出そうとしていたものだ…休暇から特別な夕食から、短い旅から、サプライズパーティーから、タンジェに彼らを迎えたり(2週間の予定が1年になったもの)、ヴァージニアの自宅にライティングセッションのスタジオを作ったり、何度も道徳的や瞑想的なミーティングも行った。恥ずかしいことに、僕は最初に望んだような本当の友人同士に僕らがなることはないんだと、信じることをいつの間にか止めてしまっていたんだ。それがバンドでいる唯一の目的のはずなのに。少なくとも、僕にとってはそうなのさ。だから、少しずつお互いを再発見し、一緒にいることを純粋に楽しみ、ヘルシーなタイプの友情を持てることは、”奇跡”以外の何ものでもない。あらゆる理由において、とても素晴らしいことだ。特に、頭で考えずに自然に開花していっているし、僕らの会話を円滑にする計画も何もないからね。それは、控えめにいっても、美しい報いだよ。
メモ:結局、1万3千歩を突破したんだ…悪くない 😉