エディション17
2021年のお気に入り

新しい年を迎えようとしている中で、2021年の僕のお気に入りのアルバム、本、映画やTVシリーズが何か、たくさんの人から聞かれたんだ。

この時期に多く見かける”ベスト・オブ”のリストに注目したことは、あんまりないんだけど、ここ12ヶ月間、僕の創作の仲間となったものを探す興味深いエクササイズだった。僕が選ぶアルバム、本や映画などは、2021年に自分がどんな気持ちを抱いていたか、また自分の人生がどんなだったかを忠実に映し出すものだと考えると、より特別だよね。

だからこそ、実際、2021年の僕のお気に入りリストを集めるのは、思ったほど簡単じゃなかった。不思議なことに、The Pineapple Thiefとのツアーに出る前が、どんな感じだったか、あんまりよく覚えていないんだ。時間の経過を追えなくなるのは、珍しいことじゃないんだけど、みんなと分かち合うことができたプロジェクト以外、2021年上半期は記憶がぼやけてる。だから、ちょっと深く掘り下げる必要があったんだよね。特に音楽に関して。というのも、いつでも可能な限り、新しいアルバムを聴くようにしているし、ターンテーブルでスピンできるよりも、ずっと多いレコードがまだ封も開けられずに積み重なっているから…それをディグる作業自体が興味深い旅でもあるよ。

きっと、深い平穏を必要としていたのかもね。精神的に落ち着かせてくれるものを。

驚いたことに、2021年に聴いた音楽の傾向を改めて見直してみると、プレイリストが様々に違うジャンルやアーティストだっただけでなく、明らかにインストゥルメンタル音楽や映画のサウンドトラック、儚くてデリケートでアーティスティックなものや、世界のソノリティなどを、普段よりもずっと多く聴いていたみたいなんだ。ノイズと実験的アートに多くの影響を受けてきた人間として、この事実だけでも、2021年が僕にとって、どんな年だったのかを物語っているように思う。

たとえ、2021年の上半期を2匹の愛犬と一緒に1人でヴァージニアのハイランドにある山々に囲まれた場所で過ごしていたとしても、きっと、深い平穏を必要としていたのかもね。精神的に落ち着かせてくれるものを。心の中と外を旅できるものや、または心と魂を包んでくれるカラーやテクスチャーを探していたのかもしれない…特に、目に見えないものについて考え、自分の中の未知なるものを発見したいと思っていたから。それが何であろうと、僕が今日みんなとシェアする音のパレットへの道を切り開いたことは言うまでもないよ。

このリストは、僕が思う2021年のベストアルバムとは関連がないことを覚えておいてね。そういう見せかけをするつもりはないし、アートがそういうものに属するべきだとも思っていない。僕が選んだアルバムは、シンプルに僕が物思いにふける時に側にいてくれた音楽たちであり、それらの没入的な世界から出るたびに、毎回僕を特徴づけ、新しくしてくれたものだよ。

僕の大切な友人たちのみんな、こうして交流できる素晴らしい機会を与えてくれて、どうもありがとう。君にとって大切なアルバムについても、ぜひ教えてね。

安全にね
愛を込めて
君の兄弟であり友人
Alex

*順不同

お気に入りのアルバム

– Nine by Sault
– Vulture Prince by Arooj Aftab
– For the first time by Black Country, New Road
– Yol / Alem by Altin Gün
– Fatigue by L’Rain
– Live In Stuttgart / Live In Brighton by Can
– Promises by Floating Points, London Symphony Orchestra, and Pharoah Sander
– Springtime by Springtime
– She Walks in Beauty by Marianne Faithfull with Warren Ellis
– Afrique Victime by Mdou Moctar
– Windswept Adan (Live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo 2011) by Ichiko Aoba
– I Shall Wear a Crown by Pastor T.L. Barrett
– Echo by Indigo Sparke
– Several Others by Whispering Sons
– Turkish Belly by Konstrukt
– Feral Hymns by Hilary Woods
– Cavalcade by Black Midi
– Shade by Grouper
– At Pioneer Works by Les Filles de Illighadad
– In Virus Time by Lee Ranaldo
– A Girl On The Shore Soundtrack by World’s End Girlfriend
– Alkisha by Senyawa
– Psalms by Nathan Salsburg
– Open The Gates by Irreversible Entanglements
– Vertigo Days by The Notwist

お気に入りの本


- Let’s Go (So We Can Get Back) by Jeff Tweedy
– Dog Songs by Mary Oliver 
– In Tangier by Mohamed Choukri 
– Inflamed Invisible by David Toop
– The Edge Of Choice by Ludwig von Bewusstsein 
– The Collected Poems by Chika Sagawa 
– I Wanna Be Yours by John Cooper Clarke 
– Weight of the Earth : The Tape Journals by David Wojnarowicz 
– Ariel by Sylvia Plath 
– The Last Night of the Earth Poems by Charles Bukowski 
– En Herbe by Lucien Jean 
– Life And Work by Andrey Tarkovsky 

お気に入りのTVシリーズ

– The Serpent 
– Squid Game
– Mare of Easttown
– Midnight Mass
– The Chestnut Man


お気に入りの映画

– The Power of the Dog
– Nomadland
– Belfast
– The Father
– The World To Come

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