エディション21
あなたと僕…いつか一緒にいれる時がくる

親愛なる友人のみんな、元気かい?今現在、ロシア軍がウクライナに与えている恐怖によって、君は僕のように深く悲しみ、不安を抱えているかもしれないけれど、春の季節に開花する色を味わえていると良いな。この忌まわしく不快な攻撃を言葉で描写することができないとしても、前回のコンサート鑑賞会で、たとえ一瞬でも、お互いを歓迎する交流の中に安堵と慰めを見つけられて、僕は深く感謝しているよ。誰かがどこかで、耐えられないような悲劇を経験していると知っているからこそ、たった一度の穏やかな時間を慎ましく、感謝の気持ちで受け取ることができる。そういう敬意の心で、あの時間をみんなと分かち合えて有り難く思っているよ。そして、コンサート鑑賞会中に受けた質問や、その場で答えきれなかったもの、または後から送ってくれた質問などに答える時間をちゃんと取ることができて嬉しく思う。

また何か聞きたいことがあれば、いつでも遠慮せずに送ってね。君と分かち合えるのは、光栄なことだよ!

愛を込めて,
Alex

PS: もしも寄付をする余裕があるなら、ウクライナ難民を支援する弛まぬ努力をサポートするために赤十字に寄付してあげてね。https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine

君の問い、僕の答え

前回10月のツアーで「Sorrows (If Only I Had Known)」は演奏してませんでしたよね?聴いた覚えがないです。 – Dave, Netherlands
Dave、この曲は、この特別な瞬間のために作った曲で、未発表なだけでなく、この配信以外、ライブで演奏したことがない曲なんだ…またこの曲を学び直すのは大変だな(笑)
「Sorrows (If Only I Had Known)」が、今後アルバムに入ったり/ツアーで聴けるといいな。 – x bird, Japan(その他、多くの人からも)
そうだね、アルバムが何かっていう概念が僕の中でいくつかあるけれど…!もうすぐ、残りのバンドメンバーが新曲作りのために僕に合流するから…どうなるか見てみよう。もしかしたら、今回のツアーのためだけに、それ以外では演奏することのない新曲を25曲くらい書いちゃうかも…!未来は誰にも分からないだろう? 😉
たくさんの人から、「Sorrows (If Only I Had Known)」のフランス語の詩と、その翻訳がいつか見れるようになるか聞かれたよ。
うん!!!いつかね…! 😉 
「Sorrows (If Only I Had Known)」をレコードにする予定はある? – Thomas, Germany
Jeffの会員限定SFCCニュースレターで読んだかもしれないけど、今年は様々なプロジェクトをリリースする予定だ。知ってると思うけど、僕はコレクター&限定エディション旋盤カットレコードのコンセプトが大好きで、僕にとって、まるでそれは瞬間をそこに刻み込んだかのようなもので、その時の感情をそのまま捉え、そして、それは時を越えて成長していくように感じる。「Sorrows (If Only I Had Known)」をレコードにするかは、まだ決めかねているんだけど…バンドメンバーたちが、ツアー準備のために僕の家に集まるから、ダイレクトカッティングのライブパフォーマンスをツアーに出る前の5月末にできたらなって思っているよ。君はもう既にSFCC The Clubのメンバーだから、もうすぐ全ての詳細が伝えられるはずさ…!

まだメンバーでない人たち、ぜひ入会してね!Jeffは、更新情報や限定イベント、限定ニュース、個人的な考えや想いなどを分かち合うことに献身しているよ。(僕がクラブの宣伝をしてるって知ったら、きっと喜ぶさ…!)でも、真面目に、プロジェクトのアイデンティティを深く知り、より近くから、パーソナルなレベルで僕らと繋がることができる素晴らしい場所なんだ。

https://secretfamilycultclub.com
あなたを今、生かすものは何ですか、Alex?- Marko, Serbia
生きているということは、相対的な概念だと書こうとしていたよーまぁ、実際そう書いたんだけども…!だから、これまで素晴らしい人生という旅路を歩んだのなら、父が亡くなった時に感じた深い空虚感と向き合うことを受け入れた時から、そして、数年前に見つけたコミュニティを去ると決めた時から、”生きている”という概念の心の現実を探るようになった。個人が変化するとき、それまでの幻想や見せかけが一気に消える…自分の存在が変化していく様が理に敵うように、過去の思い出をシンプルに書き換えるよりも、それは、より痛々しく複雑で、悲しいほどに耐えがたい。前へ進むことはできるけど、自由は苦しみを受け入れること。自分で課したものも、他人から課されたものも。また、本物だと思っていたものは、実は本当の自分を見るのを拒否したために見た青白い反射だっただけ、だと認めることにも解放がある。自由に対する僕らの視点は、しばしば、ぼやけている。そういう感情の状態は実際、隠された望みや破られた夢でできていることを否定するからだ。僕は、そういう場所にいるんだと思う。本当には起きていなかった出来事や、僕のためにいたことのない人たちの思い出に関連した頑固な気持ちから自分の心をゆっくりと剥ぎ取っている。そういうシンプルな思考が、僕を生かしているよ…それと、自分を超えて物事を見るために生まれようとしている言葉やサウンドかな…
楽曲にフランス語と日本語が登場するのが好きです。いつか加えたい他の言語はありますか?タンジェに住んでいたこともあるようなので、アラビア語とか? – Sophie, Canada
どの言語にも独特の響き、独自のソウルフルなトーンがあるよね。その口調に基づいて、プロジェクトに違う言語を含めたいかどうか思い描くんだ。歌詞に感情的な深みを与えるためにほんの二言かもしれないし、または楽曲のスピリットを決定づける詩かもしれない。僕のクリエイティブでエモーショナルな考えが浸っているカオティックなノイズの中で聞こえる囁きは、いつだってとても心が高揚するものだよ。だから、日本語にある響きやトーンの違いに、深く影響されているのかも。僕にとっては、神聖な囁きのようであり、祈りのようであり、謎めいたものにそっと包まれているような、けれど、誰かの心の奥にある隠れた悲しみの繊細な表現のようにも聞こえる。既に日本語のプロジェクトについて考えがあるんだ。というのも、伝統的な日本の詩を歌う、詩吟というものに興味津々だから。

アラビア語に関してだけど、The Pineapple Thiefとのツアーのセットでオープニング曲にした、まだ未発表の曲「The Slow Pace of the Winds」は、元々、パレスチナ人詩人・作家であるMahmoud Darwishのスポークンワードにインスパイアされたものなんだ。アラビア語の連呼するようなリズミカルなエッセンスが好きでね。エモーショナルで痛々しくも美しい彼の作品を知ったのは、タンジェ滞在中、Gran Café de Parisで本を読んでいた時に隣に座ってお茶を飲んでいた人の旅行カバンにDarwishの本が入っているのを見かけたから。Mahmoudの作品に対するその人の熱意はすごいもので、僕は影響されて、その時から彼の作品を色々と読み始めたんだ。彼の政治的な視点や彼らの論争、僕の北米的な視点を通した文学世界を探究するよりも、献身的な国民的アイデンティティを持つのと同じくらい、すぐに、人として、アーティストとして、誠実さが滲み出る彼の作品に夢中になったんだよ。

その他の言語に関して、僕はスペイン語にも興味がある。だから、もしかしたら、スペイン語の情熱に溢れたトーンも探究するかもね。でも、一つだけ確かなのは、前回のツアー中に僕のドイツ語、ハンガリー語やポーランド語を聞いた人たちは、優しく、けれど断固として、その言語を自分で楽曲に使うようになるのを想像するよりも前に、もっと練習する時間をとった方が良いと提案するだろうね!そんな日が来るなら、地元のアーティストを招待してコラボレーションするかも!
『Windows in the Sky』についての最初のインタビューで、楽曲「Snowflakes in July」について話すのは難しいと言っていましたよね。今はどうですか? – Elena, USA
この曲はあまり演奏してないんだ。僕の楽曲やプロジェクトに込めた感情へのリスペクトを測ることができたとしたら、「Snowflakes in July」は、かなり深く個人的な親密さが関わってくる。だから、この曲をライブで演奏しようかなと考え始めるまでに、かなり長い時間、深い静寂が必要だった。色々とある人生の中で、辛い思いや嘆きを経験している他の人たちとの交流を通して、「Snowflakes in July」は僕一人でキープしておくものではなく、自分だけの中に隠しておくには、あまりにも多くの人にとって大切で、慰めを与える曲だと気づいたんだ。この曲は輝くように生まれた曲であり、僕を越えて成長していく運命にある曲であり、人の一生に沿って変化し続け、癒しを与え続ける曲なんだ。その現実を受け入れることで、この曲の素晴らしさが改めて見えたし、この曲には、なんて眩い自由な精神が宿っているんだろうって誇りに思うことができたよ。
“There will be time for you and I”(あなたと僕、いつか一緒にいれる時がくる)と歌っています。それがあなたとお父さんのことだというのは分かっているんですが、他にも、もっと時間を過ごしたいと思う人はいますか? – Tobias, Germany
僕のプロジェクトはいつだって、象徴的なものや比喩が何層にも折り重なっている。僕の言葉に絶対的なものも、これといった決定的な意味もない…どんな親密な言葉も、正直でまるで生きているかのような芸術作品も、独自に成長していく本質があるんだと信じてるんだ。時々、楽曲の主題があまりにもクリアすぎると感じるときがあるんだけど、でも、自分のエゴを手放してみると、全ての言葉やサウンドは、この曲を最初に書いた時の暗闇や隠そうとしていた闇よりも、光の方を多く含んだ影なんだと気づく。あらゆるものを手放して解放すると、自分で認めたい以上に多くが明らかになる。そして、この場合、”you and I”は、まだ“経験”されていない、深い愛情とスピリチュアルなタイプの交流をほのめかしているんだ。愛から友情へ、またその逆も然り。全てを凌ぐそのような感覚は、僕の感情の放棄から来る恐れの中に留めておくには純粋すぎる。もしも、時間がかかるなら、自分の理解が及ばない視点を信じることができない個人的な心と直面する勇気も必要だ。どんどん色褪せてゆく僕らの黄昏に待ったをかけることができるのは、自己解放を通してのみ…そうして、時間は、永遠に続いていく瞬間となる。その反対もそうさ。与えられた交流の瞬間にしがみつこうとするときとかね。
あなたは“The view is foggy, and so are memories”(視界がぼやけている、思い出も)と歌っています。思い出を、はっきりと見れるようになりましたか?- Melinda, Hungary
思い出、それが呼び起こすのが痛みであろうと喜びであろうと、永遠なんだ。その意味について考えるのを止めたら、その詳細の一つ一つを理解しようとしまいと関係なくなる。まるで人が密集した街を通り抜けたり、特急電車に乗って窓から森を見ているように、一つの形が別のものへと変わり、色は次々と融合していく…過去の印象や感覚から生まれる不変の流れから何を生み出したいかが、その後の人生の景色がどれだけ明るくなるかを決めるんだと思う…少なくとも、僕はそう考えてる…
あなたは『Windows in the Sky』をタンジェで書きましたが、別のアルバムを書いたり、別のプロジェクトをしに、いつか行きたい国はありますか?
海と砂漠の間にある街にいながら、冬、雪、寒さや深い森について書いた僕だから…作詞をする時に周りに見えるものは、特に関係ないというか、必ずしも影響することではないと言って良いと思う… 😉
ねぇ、楽屋にいるムースのぬいぐるみの名前は何? – Shona, UK
彼の名前はアルフレッド。数年前のある夜に家まで付いてきて、それ以降、居座ってる。
あなたの音楽はスティーブン・ウィルソンっぽいです。彼に影響は受けていますか? – Arnaud, France
スティーブンの音楽カタログに実はあまり馴染みがないんだけど、結構たくさんの人から同じことを言われるんだよね…きっとクリエイティブな”直感”と”危なっかしさ”が僕らの共通点なのかも。
今現在、影響を受けている人は?もし、あまり知られていないフランスのバンドを知ってるなら、ぜひ知りたいな。 – Emilie, France
まだ知られていないバンドをシェアするっていうアイディアは良いね。新しいバンド発掘のための、一番キュートな方法だ!良い質問だけど…次のプレイリスト更新で、フレンチアーティストのみを選ぼうかと思うよ。楽しみにしてて!
MoogをMIDIキーボードとして使ってる?それとも、メロディーも演奏してる? – Fatoni, France
僕にとって、楽器の主な機能は、より多くのサウンド・テクスチャーを作ることさ。
ギターをフラットにして、キーボードみたいに演奏することにしたのは何故? – Blake, USA
楽器は感覚を表現するツールであり、感情の層により深みを与えるためのものだ…僕はミュージシャンというよりも、印象派の芸術家って感じかも…他のメンバーたちは素晴らしいミュージシャンだけれどね。ギターのスライダーで僕がやったのを見てよ。あれが僕の中で言う、ソニック・テクスチャーの創作なんだ。
Alexが使っている不思議な装置は何? – Kimiyo, Japan
これは、他のバンドメンバーたちが優しい世界の終わりと呼ぶ音を作るアナログ・キーボードだよ。
新しいプロジェクトでフランス語の曲を作る予定はある? – Aurélie, France
楽曲「Sorrows (If Only I Had Know)」は、フランス語で書いた詩の一つを土台にして出来上がった曲。だから、来年までには新しい曲をフランス語で作りたいなって思ってる…フランスで言うところの”C’est dans les cartons”(準備段階)って感じだね。
この音楽ジャンルは何て言うジャンル? – Arif, Turkey
良い質問だ…ぜひ、名前探すの手伝って!
Haken, Tesseract, The Oceanのバンドに加わってAHFがプログフェスティバルに出演とか期待できないかな?それと君の先輩にあたるRush, Triumph や Sagaについてはどう思う? – Arnaud, France
彼らのような素晴らしいバンドと一緒にステージに立てたら、光栄だな…彼らが道を切り開いてきたんだ。僕らが境界線をとらえ直せるのも彼らがいたからだよ。
Alex、映画のサウンドトラックを作るのを考えたことない?それか、TVシリーズとか?あなたの音楽はぴったりだと思うわ。 – Constance, France
今まさにサウンドトラックのプロジェクトに取り組んでいるよ。;)
ライト、綺麗。浮き玉みたい…誰が考えてステージセッティングしてるんだろう? – Tsugumi, Japan
僕がコンセプトを考えてるよ。古いシアターみたいな雰囲気を出したかったんだ…でも、Miss Isabelこそが装飾の”魔術師”。
この配信の最後の曲はThe Pineapple Thiefとのツアーでオープニングトラックとして演奏した曲? – Duncan, UK
君が言っている曲は「Ouverture」というもので、「Slow Pace of the Winds」とリンクしてる曲だよ…この曲もツアーのためだけに書かれたもので、リリースはされてないね。そうさ、僕はそういうことをしがちなんだ。
6月のツアーでは、新しいデザインのTシャツやトレーナーなどをリリースしますか? – Daly, Netherlands 
もちろんだよ。ツアーを最初に計画した時の想いと沿う特別な何かをシェアすることは、僕にとって大事なんだ。僕にとってツアーは、魅力のないエンタメ事業ではない。だからこそ、ツアーのタイトルやヴィジュアルも、楽曲と同じくらい重要な要素なのさ…
ツアーは予定通り開催しますか? – Cynthia, USA
開催予定だよ。日程も、もう少し増えると思う…けれど、ウクライナで起きている悲劇にも影響を受けているから…常に敏感でいようとは思ってる。
スペインやポルトガルでライブするチャンスはある? – ro-ro
スケジュールはいつもオープンにしているよ。エンターテイメントというよりも、じっくりと時間をとって瞬間を共有することを大事にしてるけれどね。そのチャンスが来るのが待ちきれないよ。
今年のカナダツアーの予定は? – Paul, Canada
今の時点では、北米ツアーの予定はないんだ。たくさんの素晴らしい場所から招待を受けて、本当に有り難く思ってるんだけど、自分の時間を取ることも学んだんだよ。でも、その時はくるさ。
セレスタのRock Your Brain Festでも、フルバンドで参加しますか? – Albina, France
バンドメンバーみんなを連れて行くよ…彼らがいい子にしてたらね…!
ヨーロッパでの緊迫した状況の中で、コンサートについて考えるのは難しいです、ポーランドでもたくさんのコンサートがキャンセルになりました。クラクフでのあなたのパフォーマンスはどうなりますか? – Sylwia, Poland
今、はっきりとした答えは残念ながらないんだ…僕の心はいつだって君たちと一緒だけれどね。
モントリオールでライブするのはいつ??? – Alexandre, Canada
秋頃にドラモンヴィルの教会スタジオで何かイベントができたらいいなって思っているよ。僕のプロジェクトの進行状況次第かな。
イタリアでの日程を加える予定は? – Andrea, Italy
イタリアン・ランデヴーのための様々なオプションに今、取り組んでいるところだよ。

すぐに会おう!

ツアーに関する質問の答えをまとめると…僕とバンドとの2〜3時間に及ぶ音楽の夜になる。僕らみんなにとって、記憶に残る経験になること間違いなしだから、急いでチケットを手に入れてね!

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