エディション 32
音楽がゆっくりと戻ってきて (パート3)

僕は今自宅にいて、木の上にいる気分にさせてくれる作詞の部屋に座りながら、君がこの言葉を読んでいる頃、僕はタンジェへ向かう飛行機に乗っているんだな、と考えてる。昔は、こういう時間の切れ目を詩的な浄化のように思っていたんだ…それは自然のおかげで、今もそうだけど、ここ数ヶ月で学んだことがあるとしたら、それは、人が作り出した、または自然が関与した良いこと、悪いこと、嬉しいこと、悲しいことなど色んな窓が加えられる中で、未来を見続けることの大切さ。その日がどんな1日になるかなんて分からない。だから、ずっと待ち望んだ瞬間を先回りすることは、開花がまだまだ先になる嬉しい結果を応援している感じ。それは、酷い視点だけど、感銘的でもある。なぜ酷いかって、僕は未来の自分を思い描くのが好きだし、まだ熟しきらないままにプロジェクトが開花するのをよく想像しているから…けれど、自分がいる瞬間を受け入れて感謝することにおいて、感銘的なんだ。それは、僕にとって難しいことでもある。スポーツをしていた時は、勝利を半分しかお祝いしないことで知られていたんだ。「最高だ!良くやった!でも明日はもっと大事だから、今は明日のゲームに集中しよう」ってね。今でさえも、Jeffと僕が何か重要なことを達成したとき「ホテルを所有できたことが、とても嬉しいよ。でも、3年後にはこの街のあの場所に行って、地元のアートシーンをより活発にするべく貢献しないと」とか、最近2年ほど取り組んできた、とても複雑なレコードプレス工場の起業に関しても、受け取りに数ヶ月かかった専用の機械がやっと届いたとき「ご近所さんたちは、もう賃貸契約の更新をしたのかな?24ヶ月後にはもっと場所が必要になるかも」とか。それは野望ですらないんだ。ただの狂気の沙汰なのさ!でも、これが僕だから仕方ないんだ。「ワオ!Alex、すごいじゃないか!」ー「最高だろ?次のアイディアのための素晴らしい足掛かりになるよ。全体の概要はもっとこんな感じ」…うん。分かってるよ。クレイジーだ。きっと病名もちゃんとあったりするんじゃないかな。だからこそ、僕らは乾杯をし始めた。Jeffと僕で、その瞬間に印をつけて、「今この瞬間」の大切さを掴み取るために。お互いの手首に“NOW”っていうタトゥーを入れたくらいだよ。だから、僕は完全に絶望的なわけじゃないよね…不安定な自分の健康状態とマッカイのがん闘病、そして進行中の数え切れないほどたくさんのプロジェクトによって、僕の”カモン!レッツゴー!”っていう頭から、”カモン!レッツゴー!できれば僕も合流するよ!さぁ、行って!ゴーゴー!”っていう頭に切り替えざるを得なくなっている。心を落ち着けるために1週間の瞑想の旅へと僕を連れて行くべきではないよ。その間に、アイディアがたっくさん生まれてしまうからね!長年の友人やプロジェクトを一緒にやっている人たちは、これを読みながら笑うだろうな。それかトラウマ的な記憶がフラッシュバックしちゃうかも!

だから、1年近くも自宅でじっとしてる状況は、僕と一緒に働く人たちにとっては、究極の闘いなんだってことが少し想像できたと思う…僕のアルバム/映像作品のアイディアがどんな風に生まれたか少しシェアすると…

Alex:ねぇ、Ben!集中力の練習も兼ねてシンプルなプロジェクトをしたいと思ってるんだけど?

Ben:いいね。良いことだと思うよ!君みたいな人は、手術後に鬱っぽくなりがちだろうから。で、何かアイディアでもあるの?

(5時間かけて詳しいアイディアの説明)

Ben:オーケー…つまり、君が考えたコンセプトのサウンドトラックとして、君が書いた、またはこれから書く詩を日本語のスポークンワードで歌い、そこに映像作品も加えると…そういうこと?

Alex:そう。その間に、ギターループとアンビエントなシンフォニックの響きを合わせた没入的な音楽に乗せて、詩の言葉の一部を囁いても良いかな。パブリックスクリーニングをしても良いと思うんだけど…まだ、そこまではいってないや。

Ben:いいじゃん!18ヶ月フルで取り組む感じの冒険だけどね…

Alex:そう?君と僕の2人だけで、3ヶ月もあればできるんじゃないかと思うんだけど。時間をかけて、この旅路を楽しみたいんだよ。特にスクリーニングはパリと東京とベルリンとか、そういう各地域で…

Ben:まだ考えてないって言ったじゃん!

Alex:そうだね。まぁ、場所はまだ確定してないけど、そういう体験ができたら良いなっていう場所はあるんだ。

Ben:分かったよ。じゃあ、いつ頃始めたいの?

Alex:君とMomokaの分のチケットを既に取ってあるよ。明日の朝はやく発って、こっちについたら、明日の夜にはすぐに始めたいな。

Ben:…Momokaは君のアイディアにワクワクしてるだろうね!

Alex:明日の夕食の時に説明するよ。

Ben:… 

まぁ、4ヶ月かけて、このプロジェクトのほとんどが出来上がったよ。ほらね、僕はそこまでクレイジーじゃないのさ。すべては解放することについて!

その他のトピックや君の質問に対する答え… 

ここ数ヶ月でみんなからいくつか質問を受けたから、答えるのに良い機会だろうと思ったんだ…

プレイリスト

もうすぐ、2週間に1度、プレイリストを更新していく予定だよ…!正直、最近になるまであまり音楽を聴いていなかったんだ…けど今は、音や言葉への欲求が高まってきているし、様々に違うムードを映し出す音楽をみんなと分かち合いたいという気持ちも強まってきている。だから、楽しみにしてて!僕のプレイリストはこれから数週間の間に準備ができるから。そして、君のオススメも大歓迎さ!だって、これは僕らの冒険だから。そうでしょ? 😉  

ツアーブック

2022年に開催した“Not All Wonders Have Been Lost”ツアー中にみんなが撮ってくれた写真を見るのは、この上ない喜びだった。送ってくれたメッセージにも深く感動したし、だからこそ、このプロジェクトがより意味深いものになったんだ。

この本のリリース日についてへの質問には”残念だけど、分からないや”と答えるしかない。僕としてのゴールは2024年の春頃と思ってる。一つ確かなのは、この本が僕の心の特別な場所を占めており、君にとってもそうなることを願っているということ。がっかりなんてさせないよ!だから、ほんのもう少し待っていてね…きっと喜んでもらえるはずだよ!

ジャーナルエントリー

ここ数ヶ月は、僕のジャーナル“From a Stranger to Another”のエントリーを更新していなかった。手術や療養やマッカイの癌などのせいにすることもできるけど、実際には、気持ち的に枯れ果ててしまっていたというのが正しいと思う。分かち合いたいと思うほど価値のあることが見つからず、そんなフリもしたくなかった。だって、正直でなければ、たとえ最も感動的な言葉でさえ、全く意味をなさないからね…少なくとも、僕はそう思ってる。

そして今、僕の中にゆっくりとポジティブな新しい感覚と、言葉を書いてみんなと分かち合いたいという気持ちが戻ってきたんだ。だからこそ、大切にすることを学んだ…誠実な心で分かち合われた一言は、軽い気持ちで書かれた美しい詩よりも何百万倍もの価値がある。

だから、これから先のエントリーを楽しみにしててね。それは、とても素晴らしいことなんだ。祝福されるべきことがたくさんあるってことだからね。
  

パーソナルブック

この親密で内省的な本のおかげで、きっと手術後の憂鬱な気持ちを和らげることができたと思う。たとえ、長時間集中できなくても。シンプルな事実は、自分の心を浸らせることのできるポジティブなプロジェクトがあったということ。それ自体が癒しとなったんだ。最近はあまり書く時間がないんだけど、半分くらい終わったかな。

タンジェ滞在中に、また再開できたら良いなって思ってるよ。タンジェはとても刺激に溢れる街だから。そして、もしも人生が無関心と冷酷さのアンフェアな側面を持っているのだとしても、恩恵に満ちた瞬間が一つや二つあっても良いと思うんだ…この本の中に生きる素晴らしい瞬間を再び訪れるのが楽しみだし、恵を感じるよ。

この先のツアーと延期されたフェスティバル日程について

今年の秋に開催される予定だったヨーロッパツアーと夏のフェスティバル日程全てを延期しなければいけなかったことに、がっかりしたのを知っているよ。信じて、僕にとっても本当に残念だったし、ツアーを実行するために動いていた全てのチームメンバーに申し訳ないと思ってる。初めは延期するのを躊躇したけど、自分の直感に従って良かったよ。(それと医者の先生の強い勧めもね)そのおかげで、自分の健康に集中することができたし。(既に長引いていたから必要不可欠だったんだ)この時期があったからこそ、今後、よりしっかりと自分の足で立てるし、新しい音楽を通して、まだ触れていない感情と繋がる素晴らしい機会を得ると思う。それによって、アートについて視点を新たにし、また人生についても新しい見方ができると思うんだ。この感覚を音と言葉で確かなものにするのが、今の僕の優先事項さ。

だから、来年の夏以降はバンドと一緒にステージに立つことができると思ってる。どんな形で、どのくらいのキャパシティで?それは僕にとっても謎だな…でも、改めて、素晴らしいことなんだ。今後の音楽が今後のクリエイティブな旅路の章をデザインする。そして、今のところ、新曲たちはとてもアップテンポで、それはインスピレーションに溢れてるよ。きっともうすぐ、みんなで聴くことができると思う。その後のステップは国内外の旅であり、その一番の素晴らしさは、君と交流し、分かち合い、思い出を作れるということ。それは控えめに言っても、恵まれている!

加えて、2024年のフェスティバル出演のニュースをいくつか見たと思う。年末までに、また別のも発表していくよ。僕を囲むクリエイティブな生命力はとても励まされるものだから、それを分かち合える機会に深く感謝しているよ。

改めて、大切な友人であり愛すべき人たちのみんな、毎日、メッセージ、コメント、ポストカード、手紙、プレゼントなどで親切な心を与えてくれて、どうもありがとう。何度も何度も言うけど、みんな一人一人にどれだけ感謝しているか、言葉では言い表せないくらいだよ。そして今、音楽がゆっくりと戻ってきて、僕に囁いているとき、聞こえるのは君の声なんだ。もう一度、光の中へと立ち上がれるよう癒しの音となって、僕の心に響いている。魂の美しさを再び見ることができる素晴らしい経験だ…


3つ続いたこのジャーナルの最後を君が読む頃、僕はJeff、Benと一緒に飛行機に乗っているだろう。モントリオールとカサブランカの間の空を飛んでいる恥ずさ。そして、タンジェへと向かう電車に乗り込み、次のアルバムで一緒に組むプロデューサーと顔を合わせていることと思う。その時点で既に、たくさんのプロジェクトに関する様々なアイディアを思い浮かんでいるだろうね。マッカイのコンディションは安定していて、ほんの少し良くなったように思う。何よりも、未来の僕は、そう君だよ、未来のAlex、彼は、環境や状況がどんなにひどいものでも、人生の素晴らしい恵みを楽しんでいるはずさ。そして、良くも悪くも、もしも自宅に留まらないといけなかったのなら、マッカイを見つめて、一緒にいられる時間がどれだけ大切かを伝えていたように思う。みんな、僕はそうやって”今“と”明日”と、向き合おうとしているよ。 リアルタイムでその自然の成り行きを歓迎することによってね。

またすぐに書くね。
 

愛を込めて,
AHF

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