…そしてノイズ
僕らのリスニングセッションは1日中続いた。最初の3時間は、15分、25分と45分の曲のミックスで、ノイズ、探究、実験と”何だこれ”って感じの瞬間に満ちていた。それに導かれて、僕らのこれまでの旅を振り返ったよ…Benがこの日の“スター”だったんだ。そして、いくつも素晴らしい語録が生まれた。すごい面白いやつと露骨なやつ。当時、経験したMooseやSefへの対応を描写しながら…
“自殺が天国へと連れていってくれるなら、“天使たち、ほら来たぜ!”ってなってたな”
“この曲を描写するなら、45分間ぶっ通しで全部の楽器につまづいてる人って感じ”
“おぉ、また別の18分の曲。きっと良いやつに違いない”(1)
“マジでSef…常に110%の音か、25曲を同時に演奏したうちの1000%って感じなんだけど。そして、そのどれも俺らがこの瞬間に演奏していたのとは1万マイルも近くない…20分間も”
“赤ちゃんアザラシが大虐殺される声、聞いたことある?” *Sefが出していた音だけを抜き取って聴いてみたとき*
などなど。午後の間ずっと、深いエモーショナルな曲と20分以上ある動物の鳴き声みたいな音の虐殺を交互に聴いていたよ。そのコントラストには、かなり驚いた。そして、バンドとして抱えていたいくつかの問題について考えることができたんだ。Your Favorite Enemiesの進化する抵抗から、受動的攻撃的な態度へ変わり、創造的に前に進みたいという僕の望みのために戦っていたことを…誰が何をいつ弾いているか、ほぼ全ての曲で言い当てることができた。当時、向き合っていた力の葛藤が聞こえるんだ。いくつかの瞬間は、恥ずかしいものであり、そこにそぐわないものであり、聞くのが辛いものであったけど(常にマイクはオンになってて全部録音されてたんだ)それは、この時から個人として成長した僕らの生きた証を映し出し、今みんなで同じ部屋にいるのがどれだけの奇跡かを思い出させてくれた…
(1)最後の6分間は素晴らしかったんだ。Sefがコーヒーを飲みにセッションを離れていた間だよ…