サイクルを壊す

昼前にスタジオにいるBenに混ざった。僕はルーティーンが嫌いで、枠組みを非難するタイプだけど、それでもなお複数のランデヴーをスケジュールに分けていて、そのうちの一つがBenとやる朝のセッション。前日にやったことを2人で確認したり、より集中できる状態で曲の特定の要素に取り組んだりする。それは僕にとって神聖な時間であり、周りに人が多くいる時とは全く違う方法で交流することができるんだ…

Benと一緒にアプローチしたかった曲の1つが「Burning the Bridges」という曲。アップテンポでダイレクトに感情が表現されている。人生において、それがどんなものであろうとも、サイクルを壊そうと決意した時に、それを実際に行うときの難しさや、それに伴う感情についてを歌う曲なんだ。それは肉体的なものもあるかもしれないけど、この場合は、精神的なアングルを探していたよ。コンセプトの前提としては、僕らはみんなある要素の周りを動く軌道に乗っているんだけど、実際には、その要素に僕らを捕らえ続ける力を与えているのは僕ら自身であり、それを止めるにはより大きな力が必要で、それがやがて自分の人生の中心になるべきである、という感じ。それは過去についてであるのと同じくらい、毎日の決断についてでもある。まず、自分が捕らわれていると認識することが、そこから離れるための第一歩だ。その最初の一歩と残りの動きのあいだに起こる全てを探究したい…創作の面でも、個人としても。