人生のお祝い!!!ニューシングル解禁!

永遠のように感じた長い期間を経て、僕がBen&Momokaと一緒に命を吹き込んだ『Kimiyo』というプロジェクトのニューシングルがリリースされたよ!僕にとって、すごく意味深いんだ。

新しい創作プロジェクトや新しいアルバムをリリースするたびに、喜びと空虚感を同時に感じる。みんなと分かち合うのが待ちきれなかったから、とっても嬉しいんだけど、制作中、自分の感情や心を注ぎ込んだから、それによる空虚感を感じるのさ。『Kimiyo』に関しては特にそうだ。でも、僕の音楽を君と分かち合うようになってから初めて、深い達成感を感じてる。別にこれまでの達成に関して喜んだことがないってわけじゃないよ。でも、このプロジェクトが生まれ、育った環境を考えると、特に誇りに思うんだ。Ben、Momokaと僕が、探究し、飛び込むことができたものが誇らしい。僕らの中に見つけることができた鮮やかな感覚に、自らがなれたことに感謝しているし、誠実な方法でその親密な感情を表現できたことに深く感謝している。

僕の壊れた心と無力な魂が、孤独へと降伏するよう呼び続ける悩ましい闇に取り込まれないようにできたことも、誇りに思っている。『Kimiyo』は僕にとって、難しい時期に作られたものだ。手術後、自分の声が使えなかっただけでなく、また歌えるようになるのかさえも分からなかった上に、日々の抗がん剤治療や様々な治療薬にも関わらず、マッカイの癌は進行していった。僕は肉体的にも心理的にも疲れ果てていて、精神的に麻痺していた。自分が誰なのか分からず、友人たちを認識することもできなかった。この特別なプロジェクトに取り組むことが、僕の命綱となったんだ。Momokaが僕の心の声となった。Benが僕の音楽の翻訳者となった。そして、逃れられない現実を否定し、医学的に避けられない結果を引き伸ばしたいのと同じくらい、マッカイを側にして取り組む、これが最後のプロジェクトになるだろうことは分かっていたんだ。だから、『Kimiyo』に関連する”言葉”は、人生の軸となるはっきりとしたイメージであり、ゆっくりと流れるモーションストリームであり、そこでは全てが止まっているかのように見えるけれど、決定的な”光景”はしっかりと経験された。とても純粋で誠実だったからこそ、その後の全ての一歩をデザインしたであろうもの。そして、本当にそうなったんだ。自分で想像できる以上に。
これはとてもパーソナルなプロジェクトだからこそ、『Kimiyo』は人生の、その人々の、僕の全てだった者の振動する素晴らしい証なんだ。一方で、それは真っ白なキャンバスとして、新しい航海が僕に与えてくれる、あらゆる色の最も光り輝いた絵を描いてくれるだろう。『Kimiyo』が君の個人的な旅を経験するために導いてくれることを願っているよ。僕が経験したのと同じように、恵まれた喜びと励ましに満ちた旅へと。